市場ニュース

戻る
 

【市況】【↑】日経平均 大引け|118円台後半の円安を支えに小反発も、上値は重い(11月20日)


日経平均株価
始値  17407.69
高値  17407.69(09:00)
安値  17270.70(10:55)
大引け 17300.86(前日比 +12.11、+0.07%)

売買高  24億5324万株 (東証1部概算)
売買代金  2兆2439億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

 1.日経平均は12円高と小反発
 2.1ドル=118円台後半への円安進行で、輸出株が買われる
 3.中国PMIが重石となるも、相場への影響は限定的
 4.短期過熱感を背景に、上値追いの勢いは乏しい
 5.東証1部の値下がり銘柄数(883)が値上がり数(788)を僅かに上回る


■東京市場概況

 前日の米国市場では、利益確定売りが重石となりダウは2ドル安と3日ぶりに小反落した。

 東京市場では、日経平均は12円高と小反発した。
 
 取引時間中に為替が1ドル=118円台後半と7年3ヵ月ぶりの円安水準に進み、トヨタ <7203> など輸出関連株への買いを誘った。朝方発表された10月の貿易収支の赤字額が予想を下回ったことも、市場の不安心理を和らげた。

 その中、日経平均を一時マイナス圏へと押し返したのが、前場立ち会い中に発表された11月の中国HSBC製造業PMI。その6ヵ月ぶり低水準への落ち込みが嫌気され、18円安を付ける場面があった。

 ただ、売り一巡後は押し目買いを支えに再びプラス圏へと浮上。その後は拭い切れない短期過熱感(19日現在の騰落レシオは129%)に上値を抑えられる一方、前日終値水準が下値支持ラインとして意識され、狭い値幅でのもみ合いとなった。

 東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)鉱業、(3)海運業、(4)輸送用機器、(5)水産・農林業。一方、下落率の上位5業種は(1)その他金融業、(2)不動産業、(3)電気・ガス業、(4)証券・商品先物取引業、(5)保険業。


■個別材料株

△ぐるなび <2440>
 「英語で日本の飲食店のネット予約を受け付け」と報道。
△ユーグレナ <2931> [東証M]
 「ミドリムシを原料にした航空機燃料の生産拠点を着工」と報道。
△モジュレ <3043> [JQG]
 8.8%を上限に自社株買いを実施。
△東レ <3402>
 トヨタが燃料電池車に同社の炭素繊維材料を採用。
△ドリコム <3793> [東証M]
 「フルボッコヒーローズ」を台湾・香港・マカオで配信。
△サイバーコム <3852> [JQ]
 内線スマホの導入サービスを販売開始。
△日エンター <4829>
 ソフト開発会社を子会社化。また、人気スマホゲームを配信開始。
△ガイシ <5333>
 Cスイス証が目標株価を2820円→2980円に引き上げ。

▲ホットリンク <3680> [東証M]
 東証が委託保証金率を50%以上に引き上げ。
▲ダスキン <4665>
 「セブンがドーナツ販売に参入」と報道。
▲日製鋼 <5631>
 SMBC日興証が目標株価を350円→330円に引き下げ。


 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)日エンター <4829> 、(2)サクサ <6675> 、(3)ぐるなび <2440> 、(4)ゲンキー <2772> 、(5)新光電工 <6967> 、(6)FPG <7148> 、(7)サックスバー <9990> 、(8)東レ <3402> 、(9)昭和産 <2004> 、(10)パナSUNX <6860> 。

 値下がり率上位10傑は(1)アイネット <9600> 、(2)ネオス <3627> 、(3)オルトP <3672> 、(4)Pビッツ <3831> 、(5)飯田GHD <3291> 、(6)コンベヤ <6375> 、(7)加藤産 <9869> 、(8)ウエルシア <3141> 、(9)アークランド <9842> 、(10)ダスキン <4665> 。


【大引け】

 日経平均は前日比12.11円(0.07%)高の1万7300.86円。TOPIXは前日比1.10(0.08%)高の1397.64。出来高は概算で24億5324万株。値上がり銘柄数は788、値下がり銘柄数は883となった。日経ジャスダック平均は2342.18円(0.82円安)。

[2014年11月20日]
(「株探」編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均