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【市況】【↓】日経平均 大引け|材料出尽くしで利食い売り、反落(11月19日)


日経平均株価
始値  17384.31
高値  17472.57(09:19)
安値  17280.76(14:58)
大引け 17288.75(前日比 -55.31、-0.32%)

売買高  27億6657万株 (東証1部概算)
売買代金  2兆5939億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は利益確定売りに反落
 2.増税先送り、衆院解散、日銀の現状維持決定を受け、材料出尽くし感
 3.19日現在の騰落レシオは129%(25日平均)となお過熱感残る
 4.売買高、売買代金ともに高水準を維持


■東京市場概況

 前日の米国市場では、日欧株高や予想を上回る住宅市場指数が好感され、ダウは40ドル高と続伸し、3日ぶりに最高値を更新した。

 東京市場では、日経平均は55円安と反落した。

 朝方は続伸してスタート。前日夜、安倍首相が消費再増税の先送りと衆院解散を表明。同時に消費テコ入れに向けて補正予算を編成する考えなどを示したことを受け、景気の再浮揚に期待する買いが向かった。

 ただ、買い一巡後はテクニカル的な短期過熱感も意識されて利益確定売りに押し返された。昼休みには日銀金融政策決定会合が現状維持を決定。これを受けて市場では材料出尽くし感が台頭し、押し目買いの勢いを削ぐ結果となった。

 指数は一旦は前日終値水準で下げ渋ったものの、選挙結果を見極めるまでは積極的には買いづらいとのムードは強く、引けにかけて下げ幅を拡大した。

 東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)証券・商品先物取引業、(3)空運業、(4)ゴム製品、(5)建設業。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)小売業、(3)水産・農林業、(4)鉱業、(5)倉庫・運輸関連業。


■個別材料株

△ジェイエイシ <2124> [JQ]
 1→2の株式分割を実施。
△CSS <2304> [JQ]
 今期経常は17%増益へ。
△OCHIHD <3166> [東証2]
 東証1部に指定替え。
△アートSHD <3663> [東証2]
 グループ社のUI開発環境をマツダが採用。
△セレス <3696> [東証M]
 「来期営業益は60%増の4.8億円の見込み」と報道。
△ノエビアHD <4928>
 6.68%を上限の自社株買いと自社株消却を実施。
△OKI <6703>
 ゴールドマン証が目標株価を260円→280円に引き上げ。

▲プラップJ <2449> [JQ]
 東証が委託保証金率を50%以上に引き上げ。
▲テルモ <4543>
 1000億円の海外CBを発行。
▲日本マイクロ <6871> [JQ]
 今期経常は38%減益、10円減配。
▲タカタ <7312>
 NHTSAが同社製エアバッグを搭載した車両の全米規模でのリコールを指示。


 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)サクサ <6675> 、(2)沖電線 <5815> 、(3)芦森工 <3526> 、(4)サカイオーベ <3408> 、(5)ファンコミ <2461> 、(6)ドリームI <4310> 、(7)サニックス <4651> 、(8)ポールHD <3657> 、(9)コンベヤ <6375> 、(10)Jディスプレ <6740> 。

 値下がり率上位10傑は(1)タカタ <7312> 、(2)Pビッツ <3831> 、(3)大和冷 <6459> 、(4)三井海洋 <6269> 、(5)メック <4971> 、(6)多木化 <4025> 、(7)テルモ <4543> 、(8)ぐるなび <2440> 、(9)enish <3667> 、(10)リソー教育 <4714> 。


【大引け】

 日経平均は前日比55.31円(0.32%)安の1万7288.75円。TOPIXは前日比1.66(0.12%)高の1396.54。出来高は概算で27億6657万株。値上がり銘柄数は689、値下がり銘柄数は1010となった。日経ジャスダック平均は2343.00円(1.04円安)。

[2014年11月19日]
(「株探」編集部)

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