市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):三井糖、ジェイエイシ、神戸物産、双日

■三井製糖 <2109> 410円  +20 (+5.1%)   本日終値
 19日付の朝刊で「22年メドにパラチノースの生産量を10倍に」と一部報じられたことが買い材料視された。

■ジェイエイシ <2124> 1,699円  +74 (+4.6%) 一時ストップ高    本日終値
 18日、ジェイエイシ <2124> [JQ]が12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に、10月度の連結売上高が前年同月比38.1%増と好調だったと発表したことも買いに拍車を掛けた。

■神戸物産 <3038> 5,080円  +115 (+2.3%)   本日終値
 18日、神戸物産 <3038> が10月度の既存店売上高が前年同月比5.2%増と15ヵ月連続で前年を上回ったと発表したことが買い材料。全店売上高も7.7%増と16ヵ月連続のプラスとなった。売上好調を好感する買いが向かい、株価は年初来高値を更新。

■双日 <2768> 171円  +2 (+1.2%)   本日終値
 双日 <2768> が続伸。日経新聞が19日付で「双日はインドの鉄道整備計画で大規模な電気設備工事を受注した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「貨物列車に電気を供給する設備で、受注額は500億円」という。受注した区間はデリー近郊のインド北部の都市、レワリから西部のヴァドーダラーを結ぶ915キロメートルで2014年度中に着工するとしており、大型受注による業績への寄与を期待した買いが向かった。

■日本マイクロニクス <6871> 5,110円  -790 (-13.4%)   本日終値
 18日、日本マイクロ <6871> [JQ] が決算を発表。14年9月期の連結経常利益は前々期比2.3倍の35.5億円に拡大したが、15年9月期は前期比38.1%減の22億円に落ち込む見通しとなったことが売り材料。プローブカードの足元の受注は引き続き好調だが、今期後半の事業環境が不透明なことや、最先端技術に対応し、研究開発費を積み増すことも利益を圧迫する。同時に、今期の年間配当を前期比10円減の20円に減配する方針としたことも売りに拍車を掛けた。

■オンコセラピ <4564> 405円  -24 (-5.6%)   本日終値
 18日、東証と日証金がオンコセラピ <4564> [東証M]について19日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。信用規制強化による人気離散を警戒した売りが向かった。

■テルモ <4543> 2,687円  -134 (-4.8%)   本日終値  東証1部 下落率7位
 18日、テルモ <4543> が1000億円の新株予約権付社債(転換社債=CB)を海外市場で発行すると発表したことが売り材料。調達資金は400億円は社債償還に充て、残りはカテーテル(医療用細管)など医療機器の開発やベトナムでの生産設備増強に振り向ける。転換価格は3893円で、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は13.52%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■日揮 <1963> 2,657円  -72.5 (-2.7%)   本日終値
 SMBC日興証券が18日付で日揮 <1963> の投資判断を「1(強気)→2(中立)」に引き下げ、目標株価も3700円→2900円に減額したことが売り材料視された。リポートによると、同社のプロジェクト管理能力、大型案件における競争力の高さを引き続き評価しているものの、同社が企画している大型案件について、受注時期が後ろ倒しになることを予想し、今後1~2年は業績が踊り場になると指摘している。同証券では、15年3月期の連結営業利益を616億円→608億円(会社予想は550億円)、16年3月期は792億円→689億円、17年3月期は803億円→590億円にそれぞれ減額修正した。

■CSSホールディングス <2304> 427円  +80 (+23.1%) ストップ高    本日終値
 18日、CSS <2304> [JQ] が決算を発表。14年9月期の連結経常利益は前の期比95.4%増の2億1100万円に拡大して着地。続く15年9月期も前期比16.6%増の2億4600万円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期はホテルの稼働率上昇で主力のスチュワード管理事業が堅調に推移する中、買収した献立付き食材販売子会社が寄与して、31.8%の増収を見込む。業績好調と創立30周年記念配当1円を併せて、前期の年間配当は5円→8円に増額。今期は記念配当1円を落とし、7円にする方針とした。前日終値ベースの予想PERが12.8倍→10.7倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■OCHIHD <3166> 975円  +111 (+12.9%)   本日終値
 18日、東証がOCHIHD <3166> [東証2]を25日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均