【市況】まずはGDP部分の吸収を想定か/日経225・本日の想定レンジ
[本日の想定レンジ]
18日のNY市場は上昇。日本株が消費増税の先送りや衆院解散で反発したほか、欧州株も独ZEW景況感指数の改善やドラギ欧州中銀(ECB)総裁が追加緩和に前向きな発言を行ったことで上昇した流れを受け、米国株も買いが先行。11月住宅市場指数が上振れしたことも好感され、終日堅調推移となった。ダウ平均は40.07ドル高の17687.82、ナスダックは31.44ポイント高の4702.44。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の17420円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から上昇して始まり、まずは日本の7-9月期GDPが予想外のマイナス成長となったことが嫌気された下落部分を吸収できるかが注目される。これをクリアし、その後も底堅い値動きが続くようだと、次第に幻のSQである17549.60円のネックラインを意識することになるだろう。
もっとも、昨日の大幅上昇で衆院解散相場への期待感も織り込まれていると考えられ、意外とこう着感の強い相場展開になる可能性もありそうだ。ボリンジャーバンドのバンドは拡大傾向にあり、+2σは18000円を超えてきている。まずはGDP部分の吸収を想定し、17400-17500円のレンジを想定する。
[予想レンジ]
上限 17500円-下限 17400円
《TM》
提供:フィスコ