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【市況】【↑】日経平均 大引け|大幅反発、前日517円安の7割を戻す(11月18日)


日経平均株価
始値  17188.84
高値  17356.76(14:37)
安値  17186.50(09:01)
大引け 17344.06(前日比 +370.26、+2.18%)

売買高  25億6268万株 (東証1部概算)
売買代金  2兆5331億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は370円高と大幅反発、昨日の下げ幅の約7割を戻す
 2.前日急落の反動で自律反発狙いの買い
 3.1ドル=116円台半ばの円安で不安心理が後退
 4.消費再増税の延期、景気対策強化への期待感も相場を支える
 5.東証1部の約9割の銘柄、東証33業種の全ての業種が上昇


■東京市場概況

 前日の米国市場では、東京市場の動揺を受けて売り優勢となる場面があったものの、大型M&Aを好感する買いや欧州の追加金融緩和に対する期待感に支えられ、ダウは13ドル高と小反発した。

 東京市場では、日経平均は370円高と大幅反発し、1万7300円台を回復。前日の下げ幅の約72%を戻す上げを演じた。

 欧米株高により日本を震源とする株安の連鎖が断ち切られ、市場では警戒心が大きく後退。前日急落した反動による自律反発狙いの買いや押し目買いが先行した。1ドル=116円台半ばの円安水準も輸出関連株を中心に買いを誘い、東証1部の91%の銘柄が上げるほぼ全面高の展開となった。

 解散・総選挙後の政局安定、消費再増税の延期による経済への好影響が期待されたほか、景気浮揚に向けて政策が総動員されるとの思惑も株価の先高観を誘い、買い戻しに拍車を掛けたようだ。

 東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)水産・農林業、(2)繊維製品、(3)その他製品、(4)機械、(5)化学。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)石油・石炭製品、(2)不動産業、(3)海運業、(4)鉄鋼、(5)卸売業。


■個別材料株

△シミックHD <2309>
 JCLバイオ <2190> [JQ]を完全子会社化へ。
△ファンコミ <2461>
 10月の売上高は前年比38%増。
△オウチーノ <6084> [東証M]
 3.59%を上限に自社株買いを実施。
△リクルート <6098>
 三菱UFJ証、SMBC日興証がともに新規に「強気」に。
△ミツミ <6767>
 「スマホ向け半導体の納期を4分の1に」と報道。
△ソニー <6758>
 三菱UFJ証が「中立→強気」に格上げし、目標株価を1900円→3000円に増額。
△バンナムHD <7832>
 「韓国で妖怪ウォッチの玩具を販売」と報道。
△札臨 <9776> [JQ]
 13.06%を上限に自社株買いを実施。

▲BML <4694>
 野村証が「買い→中立」に格下げし、目標株価を4200円→3700円に減額。
▲ペガサス <6262>
 公募増資と株式売り出しを実施。


 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)サクサ <6675> 、(2)ファンコミ <2461> 、(3)ドリームI <4310> 、(4)ネクスト <2120> 、(5)大幸薬品 <4574> 、(6)大崎電 <6644> 、(7)ディップ <2379> 、(8)ケネディクス <4321> 、(9)サノヤスHD <7022> 、(10)日水 <1332> 。

 値下がり率上位10傑は(1)富士通ゼ <6755> 、(2)日立国際 <6756> 、(3)ネオス <3627> 、(4)日無線 <6751> 、(5)OKI <6703> 、(6)ネクソン <3659> 、(7)ゴールドクレ <8871> 、(8)学研HD <9470> 、(9)アサンテ <6073> 、(10)ぐるなび <2440> 。


【大引け】

 日経平均は前日比370.26円(2.18%)高の1万7344.06円。TOPIXは前日比28.75(2.10%)高の1394.88。出来高は概算で25億6268万株。値上がり銘柄数は1675、値下がり銘柄数は121となった。日経ジャスダック平均は2344.04円(31.32円高)。

[2014年11月18日]
(「株探」編集部)

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