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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ファンコミ、ミツミ、バンナムHD、DIC

■ファンコミ <2461> 1,285円  +176 (+15.9%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 17日、ファンコミ <2461> が10月度の売上高(連結ベース)が前年同期比37.8%増に伸びたと発表したことが買い材料。主力の「モバイル向けアフィリエイト広告サービス」が66.6%増収と高成長が続いたほか、「パソコン向けアフィリエイト広告サービス」も12.2%増収と堅調。売上規模は小さいながらも「自社媒体事業」や「他社広告販売・その他」も拡大し、全セグメントで増収となった。

■ミツミ電機 <6767> 892円  +49 (+5.8%)   本日終値
 ミツミ <6767> が大幅に反発。日経新聞が18日付で「ミツミ電機はスマートフォン(スマホ)向け半導体の主力商品の納期を従来の4分の1にする技術を開発した」と発表したことが買い材料視された。報道によると「ソフトウエアを書き換えるだけで、顧客の要望に合った機能を提供できる」としている。中国のスマホメーカーなどから納期短縮してほしいとの要望が強いため対応する。スマホ業界はやや先行き不透明感が心配されるなか、市場では明るい話題を好感した買いが優勢となった。

■バンナムHD <7832> 2,481円  +103 (+4.3%)   本日終値
 バンナムHD <7832> が大幅に反発。日経新聞が18日付で「バンダイは12月から人気ゲーム『妖怪ウォッチ』の玩具を韓国で販売する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「時計とメダルを組み合わせる人気玩具で、海外展開は初めて。先行して放送するテレビアニメとの相乗効果で、妖怪ウォッチを人気キャラクターに育てる」としている。また、今後は東南アジアや北米でも玩具の販売を検討するとのことで、任天堂 <7974> の「ポケットモンスター(ポケモン)」のように世界規模での人気化に期待した買いが向かった。

■DIC <4631> 254円  +7 (+2.8%)   本日終値
 DIC <4631> が反発。日経産業新聞が18日付で「DICは食品包装の製造コストを1割減らせる接着剤を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「接着剤が酸素を遮断する役目を果たし、製造工程で積層するフィルムの量を削減できる」という。同社では食品包装メーカーを中心に売り込むとしており、将来的な収益への寄与を期待した買いが向かった。

■コマツ <6301> 2,765.5円  +75 (+2.8%)   本日終値
 コマツ <6301> が反発。日経産業新聞が18日付で「コマツは年内をメドにミャンマーで建設機械や鉱山機械の中古基幹部品を新品同様に再生して販売する事業を始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると「インドネシアに次ぐ修理・補修拠点を設立し、東南アジア市場の開拓を加速させる」という。新興国で新車需要が伸び悩むなか、修理・再生事業拡大による収益への寄与を期待した買いが向かった。

■日本通運 <9062> 547円  +14 (+2.6%)   本日終値
 SMBC日興証券が17日付で日通 <9062> の投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げ、目標株価を470円→600円に増額したことが買い材料視された。リポートによると、(1)足元で積極化している運賃値上げ交渉の成果が16年3月期に顕在化する。(2)国内複合事業において、運賃値上げ以外の施策、新システム導入、営業組織改編などの取り組みが業績に寄与すると指摘している。同証券では、15年3月期の連結営業利益は前期比12.6%増の460億円(会社予想は450億円)、16年3月期は540億円、17年3月期は567億円にそれぞれ拡大すると予想している。

■積水化学工業 <4204> 1,420円  +27 (+1.9%)   本日終値
 17日、積水化 <4204> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.56%にあたる800万株を上限に、18日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNet-3」で自社株買い(買い付け価格は17日終値1393円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■イオン <8267> 1,220円  +15 (+1.2%)   本日終値
 18日、イオン <8267> が15年2月期より長期・大口保有の株主向けに株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料視された。3年以上の継続保有と毎年2月末時点で1000株以上保有している株主を対象に、同社店舗で使えるギフトカードを進呈する。保有株数によってギフトカードの金額が変わり、1000-1999株で2000円分、2000-2999株で4000円分、3000-4999株で6000円分、5000株以上は1万円分となる。これまでのイオンオーナーズカードの優待も継続されるため、長期・大口保有の魅力が増したことを好感する買いが向かった。

■東和薬品 <4553> 5,390円  +60 (+1.1%)   本日終値
 東和薬品 <4553> が反発。日刊工業新聞が18日付で「東和薬品はジェネリック(後発薬)の将来の市場成長に対応するため、内服剤の製造体制を現在の年間75億錠から、2018年度までに同125億錠へ生産能力を増強する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「14年度の生産数量が約60億錠に達する見通しで、稼働率が上がってきたため増強を急ぐ」という。岡山工場と山形工場の増改築を行うとしており、生産能力増強による収益拡大を期待した買いが向かった。

■マルマン <7834> 148円  +20 (+15.6%) 一時ストップ高    本日終値
 17日に決算を発表。「今期最終は黒字浮上へ」が好感された。
 マルマン <7834> [JQ] が11月17日大引け後(18:00)に決算を発表。14年9月期の連結最終損益は8.9億円の赤字(前の期は16.6億円の赤字)に赤字幅が縮小し、従来予想の11.7億円の赤字を上回って着地。15年9月期は1.6億円の黒字に浮上する見通しとなった。
  ⇒⇒マルマンの詳しい業績推移表を見る

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