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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):朝日インテク、東レ、大垣共立、三菱UFJ

■朝日インテック <7747> 5,450円  +280 (+5.4%)   本日終値
 14日に決算を発表。「7-9月期(1Q)経常は45%増益で着地」が好感された。
 朝日インテク <7747> [東証2] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。15年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比44.9%増の22.1億円に拡大し、7-12月期(上期)計画の32.8億円に対する進捗率は67.4%に達し、5年平均の52.4%も上回った。
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■東レ <3402> 842.1円  +33.5 (+4.1%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 東レ <3402> が大幅続伸。日経新聞が17日付で「東レは米ボーイングから航空機向けに最新の軽量素材の炭素繊維を1兆円分受注する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「現行機と次期大型旅客機『777X』の主翼部分に今後10年以上にわたり独占供給する」という。年内にも正式契約するとしており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■大垣共立銀行 <8361> 325円  +10 (+3.2%)   本日終値
 14日、大垣共立 <8361> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.41%にあたる500万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は17日から15年2月17日まで。同時に15年3月期の連結経常利益を従来予想の122億円→149億円に22.1%上方修正。資金利益や役務取引等利益などが当初予想を上回り、減益率が20.3%減→2.7%減に縮小する見通しとなったことも好感された。

■三菱UFJ <8306> 659円  +13.9 (+2.2%)   本日終値
 14日、三菱UFJ <8306> が決算を発表。15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比11.7%増の9498億円に伸びて着地したことが買い材料。国内融資の利ざや縮小により国内は苦戦したものの、13年に買収したタイのアユタヤ銀行や米国などの国際部門が収益を牽引した。業績好調に伴い、年間配当を従来計画の16円→18円(前期は16円)に増額修正。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の1.27%にあたる1億8000万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。買い付け期間は17日から15年3月31日まで。

■シャクリー <8205> 3,000円  -700 (-18.9%) ストップ安売り気配    本日終値
 14日に決算を発表。「今期経常を一転25%減益に下方修正」が嫌気された。
 シャクリー <8205> [JQ] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比15.3%減の41.6億円に減った。
  ⇒⇒シャクリーの詳しい業績推移表を見る

■福田組 <1899> 983円  -85 (-8.0%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 14日に発表した「株式売り出しを実施」が売り材料。
 155万株の株式売り出しとオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限22万5000株を実施する。売出価格は25日から28日までのいずれかの日に決定。売出しの目的は、株式の分布状況の改善と流動性の向上が狙い。

■マツキヨHD <3088> 3,325円  -120 (-3.5%)   本日終値
 14日、マツキヨHD <3088> が15年3月通期の連結経常利益を従来予想の246億円→210億円に14.6%下方修正し、一転して14.3%減益見通しとなったことが売り材料。第3四半期(10-12月)以降、売上高は回復基調にあるものの、相次ぐ大型台風の上陸や消費者の慎重な購買意識は継続し、今後も厳しい経営環境が想定されることが響く。同時に発表した14年9月上期の経常利益も前年同期比24.9%減の79.1億円に減り、従来予想の101億円を下回って着地した。

■YKT <2693> 220円  +50 (+29.4%) ストップ高    本日終値
 14日、YKT <2693> [JQ]が14年12月期の期末一括配当を従来計画の5円→10円(前期は5円)に大幅増額修正したことが好感された。同社では14年2月10日に創業90周年を迎えたことを踏まえ、記念配当5円を実施する。配当権利落ちを前に、記念増配をポジティブに受け止める買いが向かった。

■IBJ <6071> 1,600円  +200 (+14.3%)   本日終値
 14日、IBJ <6071> [JQ]が12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に決算を発表。14年12月期第3四半期累計(1-9月)の経常利益(非連結)が前年同期比47.4%増の4.6億円に拡大して着地。従来未定としていた今期の期末一括配当は25円(前期は14年3月に実施した1→3の株式分割前で50円)実施し、株式分割を考慮すると実質50.0%増配する方針を示したことも好感された。さらに株主優待制度の拡充を発表したことも買いに拍車を掛けた。

■A.Cホールディングス <1783> 90円  +10 (+12.5%)   本日終値
 14日に決算を発表。「今期経常は赤字縮小へ」が好感された。
 ACHD <1783> [JQ] が11月14日大引け後(16:00)に決算を発表。14年9月期の連結経常損益は3.2億円の赤字(前の期は1.5億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、15年9月期は1.4億円の赤字に赤字幅が縮小する見通しとなった。17期連続赤字になる。
  ⇒⇒A.Cホールディングスの詳しい業績推移表を見る

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