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【特集】伊藤智洋の「日経平均株価・短期シナリオ」イッキ読み!(11月10日-14日)


【11月10日(月)】 16780.53(前日比 -99.85 、 -0.59% )

◆10日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、一時的に4日の高値1万7127円を超えてから上値を抑えられるか、4日以降、すでに10月17日からの上げ幅全体の修正場面へ入っているかのどちらかです。

 前者なら、本日、または明日までに1万7127円を超えて、すぐに上値を抑えられる動きがあらわれると考えられます。

 その場合、本日は(1万7127円を超えるまで)7日の安値1万6824円を割れずに堅調に推移すると考えられます。

 本日の価格が下げると、現在が上げ幅全体の修正場面へ入っている公算が大きくなります。弱気の展開になる場合、1万6000円の節目付近が下値の目安になります。

 消費税を引き上げるか否かによって、来年の展開が変わります。

 消費税を引き上げるなら、来年は、4日の高値を基準にして、3500円、4000円幅の下げ場面になります。

 引き上げを延期するなら、目先の下げが1万6000円前後で止まり、4月頃まで、1万9000円を目指す展開へ入る可能性が出てきます。


【11月11日(火)】 17124.11(前日比 +343.58、+2.05%)

◆11日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、本日の価格が上昇するなら、4日の高値1万7127円を超える可能性があります。

 ただ、そうなっても、その上げは調整の中の一時的な反発に過ぎず、すぐに上値を抑えられる公算です。


【11月12日(水)】 17197.05(前日比 +72.94、+0.43%)

◆12日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、昨日の一段高によって、10月17日以降の上昇が10月21日、11月4日~10日の2つの同程度の値幅の調整を経過した5つの波のパターンを形成しました。

 現在は、1万7000円を大きく上回るような状況ではないので、この一段高できれいな5つの波のパターンとなったことをきっかけに、上値を追う動きがいったん終了する公算です。

 来週、消費税を引き上げない選択をして解散総選挙となるか、消費税を引き上げるかを安倍総理が判断するようです。

 前者なら、選挙結果が出るまで上値重く推移すると考えられます。

 後者なら、来年後半まで継続する、または当面の天井を確認した後の下げ局面へ入ります。

 どちらの場合でも、12月まで戻せば売られる展開へ入る公算です。


【11月13(木)】 17392.79(前日比 +195.74、+1.14%)

◆13日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、昨日の足型での上ヒゲの長い線で戻り高値を確認したと考えられます。

 目先は一気に(1~3営業日程度で)10日の安値1万6713円以下へ下げる公算です。


【11月14日(金)】 17490.83(前日比 +98.04、+0.56%)

◆14日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、昨日の上昇で現在が勢いの強い上昇の流れを継続している可能性を残しました。

 本日の価格が11月12日の高値1万7443円を超えるなら、そのまま上昇を継続する展開を考えておく必要があります。

 現時点では、1万7443円が強い抵抗になっている可能性を残しています。寄り付き値が1万7443円以下となるなら、そのまま上値重く推移する展開も考えておきます。

 1万7443円が強い抵抗になっているなら、本日は昨日の上げ分のすべてを押し戻す動きになると考えられます。

情報提供:パワートレンド=Power Trend


(「株探」編集部)

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