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【市況】13日の中国本土市場概況:小幅安、市場予想下振れの経済指標が重し


13日の中国本土マーケットは小幅安。主要指標の上海総合指数は、前日比8.87ポイント安(-0.36%)の2485.61ポイントと反落した。上海A株指数は9.28ポイント安(-0.36%)の2602.90ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.05ポイント安(-0.40%)の261.49ポイント、深センB株指数が1.39ポイント安(-0.14%)の969.41ポイントで引けた。

一進一退のなか下げる展開。上海総合指数は約3年ぶりの高値水準で推移していたため、いったん利益を確定する動きが優勢となった。後場の取引時間中に公表された10月経済指標の結果も重し。小売売上高が前年同月比で11.5%増(予想は11.6%増)、鉱工業生産が7.7%増(予想は8.0%増)とそれぞれ予想から下振れた。また、ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数が2.2%安と大幅続落したことも投資家のセンチメントを冷やしている。

業種別では、証券株の下げが目立つ。大手の海通証券(600837/SH)が2.7%安、中信証券(600030/SH)が2.1%安で引けた。両銘柄は上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)解禁を材料にこれまで上昇基調にあったものの、本日は利食い売りに押されている。このほか、発電やガスの公益株、海運株、設備関連株などもさえない。また、創業板指数が急落した流れを継ぎ、IT・ハイテク関連株や医薬関連株、メディア関連株なども売られた。

《KO》

 提供:フィスコ

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