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【材料】平和が続落、上期経常は32%増益で着地も利益確定売り先行、その後は下げ幅縮小の動き

  平和 <6412> が続急落。11月12日大引け後(15:00)に発表した15年3月期第2四半期累計(4-9月)連結経常利益は前年同期比32.5%増の282億円に拡大し、通期計画の427億円に対する進捗率は66.1%に達し、5年平均の55.0%も上回った。しかし、10月に付けた直近安値から11日にかけて320円(15.7%)の戻りを見せており、戻り待ちの利益確定の売りが広がったもよう。ただ、売り一巡後は下げ幅を縮小する動きとなっている。

 パチンコ機大手だが、遊技機事業では、パチスロ機は3種を発売も同2.8万台減の3.3万台にとどまったが、パチンコ機は「ルパン三世」新シリーズなどの発売に加え、前第3四半期発売の「ルパン三世 消されたルパン」の高評価を受け販売台数は前年同期比8.3万台増の16.1万台に拡大。同事業売上高は、前年同期比56.7%増の691.32億円、営業利益は41.2%増の200.09億円と伸びた。また、ゴルフ事業では、価格コントロールの徹底により顧客単価の下落に歯止めがかかり、当第2四半期では前年同期を上回る単価となったことや本社、ゴルフ場での経費コントロールを徹底、売上高は2.4%増の405.39億円、営業利益は11.1%増の82.5億円と2ケタの伸びとなった。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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