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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):宝HLD、東邦システム、ネプロJ、コーコス

■宝ホールディングス <2531> 838円  -46 (-5.2%)   本日終値
 5日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は24%減益」が嫌気された。
 宝HLD <2531> が11月5日大引け後(16:00)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比33.7%増の34.2億円に拡大したが、通期計画の100億円に対する進捗率は34.3%となり、5年平均の33.4%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒宝ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■東邦システムサイエンス <4333> 1,228円  +182 (+17.4%)   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 5日、東邦システム <4333> が11月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に決算を発表。15年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)が前年同期比80.7%増の5.3億円に拡大して着地したことも好感された。株式分割に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→13円(前期は25円)に修正。年間配当は実質4.0%の増額となる。

■ネプロジャパン <9421> 553円  +80 (+16.9%) ストップ高    本日終値
 5日に発表した「3Qに関係会社売却益約50億円を計上へ」が買い材料。

■コーコス信岡 <3599> 778円  +100 (+14.8%) ストップ高    本日終値
 5日、コーコス <3599> [JQ]がMBO(経営陣による買収)を実施し、1株785円でTOB(株式公開買い付け)を行うと発表したことが買い材料視された。同社会長の信岡正郎氏が代表取締役を務める資産管理会社N&Cカンパニーが買い付け、非公開化により抜本的な経営建て直しを目指す。買い付け株数の下限は301万1392株とし、上限は設けない。買い付け期間は6日から12月18日まで。TOB価格が前日終値を15.8%上回る水準とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする動きとなった。

■積水工機製作所 <6487> 202円  +21 (+11.6%)   本日終値
 5日に業績修正を発表。「上期経常を59%上方修正、通期も増額」が好感された。
 積水工機 <6487> [東証2] が11月5日大引け後(16:30)に業績修正を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の7500万円→1億1900万円(前年同期は7000万円)に58.7%上方修正し、増益率が7.1%増→70.0%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒積水工機製作所の詳しい業績推移表を見る

■日本特殊塗料 <4619> 738円  +48 (+7.0%)   本日終値
 5日、日特塗 <4619> が決算を発表。15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比20.3%増の16.4億円に伸び、従来の12.1%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料。防錆塗料や吸遮音材などの需要が伸びた自動車製品関連事業が収益を牽引した。生産性の効率化や原価低減なども一転増益に貢献した。上期好調に伴い、通期の同利益を従来予想の24億円→28億円に16.7%上方修正。減益率が27.9%減→15.9%減に縮小する見通しとなった。前日終値ベースの予想PERが9.6倍→7.8倍に低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

■錢高組 <1811> 356円  +19 (+5.6%)   本日終値
 6日午前、銭高組 <1811> が14年9月上期の連結最終損益を従来予想の7.4億円の赤字→25.9億円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。手持工事の採算が向上したことに加え、為替差益の計上や投資有価証券の売却が寄与した。上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の3.8億円→28億円に7.4倍上方修正した。

■兼松エンジニアリング <6402> 698円  +29 (+4.3%)   本日終値
 5日、兼松エンジ <6402> [東証2] が15年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.5億円→6.7億円に21.8%上方修正。従来の6.8%減益予想から一転して13.6%増益を見込み、一気に4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。インフラ整備向けなどに強力吸引作業車といった特装車の受注が想定より伸び、売上が計画を10.4%も上回ることが利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが11.2倍→9.0倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■ミクニ <7247> 430円  +7 (+1.7%)   本日終値
 6日朝、ミクニ <7247> [東証2] が14年9月上期の連結経常利益を従来予想の14億円→17.5億円に25.0%上方修正し、減益率が30.6%減→13.2%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。自動車関連品事業で業況が堅調に推移したことなどにより、収益が好転したことが利益を押し上げた。

■アビックス <7836> 154円  -23 (-13.0%)   本日終値
 5日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は赤字転落」が嫌気された。
  ⇒⇒アビックスの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 光陽社 <7946> 170円  +50 (+41.7%) ストップ高    本日終値
 フリークアウト <6094> 4,050円  +700 (+20.9%) ストップ高    本日終値
 グリムス <3150> 952円  +150 (+18.7%) ストップ高    本日終値
 日本テレホン <9425> 1,045円  +150 (+16.8%) ストップ高    本日終値
 アサカ理研 <5724> 743円  +100 (+15.6%) ストップ高    本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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