市場ニュース

戻る
 

【経済】黒田日銀総裁、14兆円ポジションの手仕舞いの可能性


日本銀行の追加緩和と年金積立金管理運用独立行政法人の新ポートフォリオ発表という「ダブル・バズーカ砲」により、安倍トレード(日本株買い・円売り)第2幕の幕が開けた。

安倍トレード第1幕は、2012年11月に、ドル・円80円、日経平均株価8000円で幕が開けたが、安倍トレード第2幕は、2014年11月に、ドル・円112円付近、日経平均株価17000円付近を発射台にして開幕することになる。


安倍トレード第2幕で、注意すべきポイントは、以下の通りとなる。

日本銀行による追加の国債購入30兆円は、年金による国債の売却30兆円の受け皿となる。

外貨建て資産増額は、約15-20兆円規模の円売りとなり、円相場の急落懸念が高まっている。

しかしながら、1.2兆ドルの外貨準備の持ち値は111円60銭付近であり、スムージングオペとしての円買い介入は、利食いとなる。

また、黒田日銀総裁の財務官時代の約14兆円の円売り介入の持ち値は113円80銭付近であり、円買い介入によって損得ゼロで手仕舞うことができる。

《MY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均