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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):TPR、日無線、ユアテック、スタンレー

■TPR <6463> 2,465円  +203 (+9.0%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 27日、TPR <6463> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の193億円→212億円に9.8%上方修正。増益率が24.1%増→36.3%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。国内・アジアで自動車部品の販売が想定より伸び、売上が計画を上回ることが寄与。円安による為替差益の発生も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、年間配当を32円→40円(前期は26円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが8.1倍→7.4倍に低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

■日本無線 <6751> 372円  +30 (+8.8%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 27日に業績修正を発表。「上期経常を赤字縮小に上方修正、通期も増額」が好感された。
 日無線 <6751> が10月27日大引け後(16:00)に業績修正を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の32億円の赤字→21億円の赤字(前年同期は19.5億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒日本無線の詳しい業績推移表を見る

■ユアテック <1934> 576円  +44 (+8.3%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 27日、ユアテック <1934> が15年3月期の連結経常損益を従来予想の47億円の黒字→71億円の黒字(前期は2.5億円の赤字)に51.1%上方修正したことが買い材料。一般民間工事の受注拡大に向けた積極的な営業活動による売上高の増加に加え、収益改善に向けた効率化施策などの推進が寄与する。

■スタンレー電気 <6923> 2,280円  +144 (+6.7%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 27日、スタンレー <6923> が決算を発表。15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比2.5%増の195億円で着地したことが買い材料。中国での生産混乱の影響などで車用ランプを扱う自動車機器事業は振るわなかったものの、車載向けのLED製品や操作パネル、産業機械向け照明などが堅調に推移し増益を確保した。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の0.77%にあたる130万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は28日から11月28日まで。

■パナSUNX <6860> 553円  +32 (+6.1%)   本日終値
 27日に決算を発表。「上期経常が30%増益で着地・7-9月期も64%増益」が好感された。
 パナSUNX <6860> が10月27日大引け後(16:40)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比30.4%増の26.5億円に拡大し、通期計画の38億円に対する進捗率は69.9%に達し、4年平均の54.3%も上回った。
  ⇒⇒パナSUNXの詳しい業績推移表を見る

■日新電機 <6641> 591円  +19 (+3.3%)   本日終値
 27日、日新電 <6641> が14年9月上期の連結経常利益を従来予想の7億円→15.6億円(前年同期は30.5億円)に2.2倍上方修正したことが買い材料。新エネルギー・環境事業で第3四半期以降への期ずれ、ビーム・真空応用事業で第3四半期からの繰り上りの差引きなどで売上は減少するものの、売上品種構成の変化などにより利益は拡大した。

■小森コーポレーション <6349> 1,069円  -101 (-8.6%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 28日付の朝刊で「上期営業益は40%減の20億円の模様」と一部報じられたことが売り材料視された。

■フジクラ <5803> 446円  -38 (-7.9%)   本日終値  東証1部 下落率5位
 27日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は4%減益」が嫌気された。
 ⇒⇒フジクラの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「中国子会社が贈賄事件の嫌疑で起訴」も売り材料。

■昭和システム <4752> 550円  +80 (+17.0%) ストップ高    本日終値
 27日、昭和システム <4752> [JQ] が14年9月上期の経常利益(非連結)を従来予想の1.4億円→1.7億円に23.8%上方修正し、一転して7.3%増益見通しとなったことが買い材料。金融業向けシステム案件の受注が堅調に推移したことによる売上増や、コスト圧縮などが寄与した。

■ヴィンクス <3784> 1,072円  +150 (+16.3%) ストップ高    本日終値
 27日、ヴィンクス <3784> [JQ]が「合併等による実質的存続性の喪失に係る猶予期間入り銘柄」の指定が解除されたと発表したことが買い材料。同社は昨年4月1日付でヴィクサス(非上場)を吸収合併したが、大阪証券取引所(当時)により実質的な存続会社ではないと判断され、「実質的存続性(不適当な合併等)」の定めにより猶予期間入りしていた。その後、東京証券取引所の「新規上場審査基準に準じた基準」に則った申請準備を進め、適合性の審査を受けてきたが、27日付で同基準に適合するとの認定を受けた。発表を受けて上場リスクの後退を素直に好感する買いが殺到した。

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