【市況】【↑】日経平均 大引け｜米株高・企業業績への期待感で続伸(10月27日)

日経平均株価
始値　　15404.28
高値　　15424.05(14:03)
安値　　15333.71(09:54)
大引け　15388.72(前日比 +97.08 、+0.63％)

売買高　　18億2038万株　(東証1部概算)
売買代金　1兆6628億円(東証1部概算)

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■本日のポイント

　１．日経平均は続伸、一時は1万5400円台を回復
　２．米株高、企業業績への期待感を背景に買い優勢
　３．東証33業種のすべての業種が上昇
　４．重要イベントを控え、終盤上げ幅を縮める
　５．売買代金は3日連続で2兆円を下回る


■東京市場概況

　前日の米国市場では、マイクロソフトや3Mなど主要企業の決算が好感されて、ダウは127ドル高と大幅に続伸した。

　東京市場では、日経平均は97円高と続伸した。

　米株高、企業業績への期待感を背景に買いが先行したものの、買い一巡後は利益確定売りが重石となり、前場は上げ幅を縮めながらもみ合う展開となった。1ドル＝108円台前半から107円台後半へと円高に振れたことも、投資家心理を慎重に傾けた。

　後場に入ると潮目が変わる。1万5300円台前半での下値堅さを確認したことで買い戻しが勢いづき、上値を試す展開となった。

　一時は11営業日ぶりに1万5400円台を回復。ただ、週内にFOMC(28-29日)、日銀金融政策決定会合(31日)といった重要イベントを控えるだけに、終盤は買いの勢いが鈍り、上げ幅を引けにかけて縮小した。

　東証33業種のすべての業種が上昇。その中で、上昇率の大きかった上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)空運業、(3)鉄鋼、(4)陸運業、(5)建設業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)電気機器、(2)倉庫運輸関連、(3)精密機器、(4)その他金融業、(5)非鉄金属。


■個別材料株

△東急建設 <1720>
　今期経常を一転して32％増益に42％上方修正。
△世紀東急 <1898>
　上期経常を66％上方修正・通期も増額。
△日本ライフＬ <7575> [ＪＱ]
　今期経常を一転して35％増益に67％上方修正。
△クボテック <7709>
　上期経常を一転して黒字に上方修正。
△東電 <9501>
　「15年3月期に1250億円程度の単独経常黒字を確保」と報道。
△Ｊパワー <9513>
　ゴールドマン証が「中立→買い」に格上げし、目標株価を3300円→4400円に増額。
▲カッパＨＤ <7421>
　コロワイド <7616> が同社へのTOBを発表。前週末終値を5.3％下回るTOB価格1048円を失望。
▲東邦ＨＤ <8129>
　上期経常を一転して34％減益に下方修正。

　東証1部の値上がり率上位10傑は(1)クボテック <7709> 、(2)日エンター <4829> 、(3)東電 <9501> 、(4)エアーテック <6291> 、(5)世紀東急 <1898> 、(6)東急建設 <1720> 、(7)ゼンリン <9474> 、(8)丹青社 <9743> 、(9)コロムビア <6791> 、(10)佐田建 <1826> 。

　値下がり率上位10傑は(1)東邦ＨＤ <8129> 、(2)パスコ <9232> 、(3)アジュバン <4929> 、(4)ココカラＦ <3098> 、(5)ＪＶＣケンウ <6632> 、(6)Ｖコマース <2491> 、(7)カッパＨＤ <7421> 、(8)カカクコム <2371> 、(9)グランディ <8999> 、(10)クラリオン <6796> 。


【大引け】

　日経平均は前日比97.08円(0.63%)高の1万5388.72円。ＴＯＰＩＸは前日比11.96(0.96%)高の1254.28。出来高は概算で18億2038万株。値上がり銘柄数は1373、値下がり銘柄数は355となった。日経ジャスダック平均は2232.56円(3.48円高)。

［2014年10月27日］
(「株探」編集部)