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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):大井電気、アイロムHD、光陽社、三信電

■大井電気 <6822> 243円  +27 (+12.5%)   本日終値
 22日、大井電気 <6822> [JQ] が15年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の6.5億円の赤字→1.9億円の赤字(前年同期は7.6億円の赤字)に上方修正。赤字幅が縮小する見通しとなったことが買い材料。情報通信機器製造販売とネットワーク工事保守における省人化など原価低減対策が寄与した。上期の赤字縮小に伴い、通期の経常利益を従来予想の4.3億円→7.4億円に72.1%上方修正。増益率が39.6%増→2.4倍に拡大する見通しとなった。

■アイロムHD <2372> 1,463円  +146 (+11.1%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 アイロムHD <2372> が続急伸。日経新聞が23日付で、「臨床試験支援のアイロムホールディングス(HD)と京都大学iPS細胞研究所(京都市、山中伸弥所長)は難病の治療薬の共同研究に乗り出す」と報じたことが買い材料視された。報道によると「京大iPS研はアイロムHD子会社が特許を持つ遺伝子技術を活用し、パーキンソン病などの治療薬の研究に必要な細胞をより簡単に作成できるようにする」という。23日に共同研究契約を結ぶとしており、将来的な収益への寄与に期待した買いが向かった。

■光陽社 <7946> 116円  +7 (+6.4%)   本日終値
 22日、光陽社 <7946> [東証2] が15年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の2400万円の黒字→8900万円の黒字(前年同期は3200万円の赤字)に3.7倍上方修正したことが買い材料。売上高が予想以上に伸び、内製印刷の充足率が当初計画を大きく上回ったことが寄与した。併せて、上期の増額分を下回る形で、通期の経常利益を従来予想の5500万円→1億1000万円に2.0倍上方修正。5.2%減益予想から一転して89.7%増益見通しとなった。

■三信電気 <8150> 783円  +39 (+5.2%)   本日終値
 22日、三信電 <8150> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8億円→12億円に50.0%上方修正。減益率が34.3%減→1.5%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。家庭用ゲーム機器向けの半導体縮小を社会インフラ向けの伸びが補い、売上が計画を上回ることが寄与。販管費の削減も利益を押し上げた。

■ケル <6919> 365円  +18 (+5.2%)   本日終値
 22日、ケル <6919> [JQ] が15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3.5億円→5.6億円(前年同期は5.3億円)に60%上方修正し、一転して5.3%増益見通しとなったことが買い材料。設備投資需要の回復を受けて、工業機器・産業用機器市場、医療機器市場が好調に推移したほか、為替差益・保険解約収入などの営業外収益が増加したことが利益を押し上げた。

■アオキスーパー <9977> 935円  +23 (+2.5%)   本日終値
 22日、アオキスーパ <9977> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の9.23%にあたる110万株(金額で10億0320万円)を上限に、23日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNet-3」で自社株買い(買い付け価格は22日終値912円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■東洋合成工業 <4970> 895円  -185 (-17.1%)   本日終値
 22日、東証と日証金が東洋合成 <4970> [JQ]について23日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■中部飼料 <2053> 617円  -57 (-8.5%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 22日、中部飼 <2053> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の12億円→5.8億円(前年同期は9.3億円)に51.7%下方修正し、一転して38.2%減益見通しとなったことが売り材料。主力の飼料事業で飼料販売数量は前年同期を上回っているものの、競争激化により原料価格上昇分を、飼料販売価格への転嫁ができなかったことが響いた。上期業績の悪化に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の27.5億円→18億円(前期は28.2億円)に34.5%下方修正し、減益率が2.8%減→36.4%減に拡大する見通しとなった。

■大王製紙 <3880> 942円  +40 (+4.4%)   本日終値
 23日付の朝刊で「上期経常益は80億円に上振れの公算」と一部報じられたことが買い材料視された。

■ウエルシア <3141> 3,680円  +140 (+4.0%)   本日終値
 22日に発表した「イオンが1株4000円でTOBを実施」が買い材料。
 ウエルシア <3141> に対してイオン <8267> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、子会社化する。TOB価格は22日終値を13.0%上回る4000円。イオンはウエルシア株の37.37%を保有しているが、TOBにより保有割合50.1%を上限に追加取得する。買付期間は23日から11月20日まで。

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