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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):フォスター、十六銀、明星工、日本M&A

■フォスター電機 <6794> 1,698円  +152 (+9.8%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 22日、フォスター <6794> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の50億円→70億円に40.0%上方修。従来の21.0%減益予想から一転して10.6%増益見通しとなったことが買い材料。北米向け車載用スピーカーやヘッドセットが想定より伸び、売上が計画を上回ることが寄与。円安による為替差損益の改善も利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが14.5倍→10.1倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■十六銀行 <8356> 388円  +25 (+6.9%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 22日に業績修正を発表。「上期経常を一転40%増益に上方修正」が好感された。
 十六銀 <8356> が10月22日大引け後(16:00)に業績修正を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の87億円→162億円(前年同期は115億円)に86.2%上方修正し、一転して40.2%増益見通しとなった。
  ⇒⇒十六銀行の詳しい業績推移表を見る

■明星工業 <1976> 675円  +42 (+6.6%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 22日、明星工 <1976> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の18.5億円→28億円に51.4%上方修正。増益率が10.3%増→67.0%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。上期としては開示されている00年上期以降の最高益(24.7億円)更新となる。ボイラ事業でバイオマス発電関連の製造、設置工事が想定より伸びたことが寄与。海外建設工事の採算改善や為替差益の発生なども利益を押し上げた。

■日本M&Aセンター <2127> 3,235円  +120 (+3.9%)   本日終値
 22日、日本M&A <2127> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の23億円→29億円(前年同期は20.8億円)に26.1%上方修正。増益率が10.3%増→39.1%増に拡大し、従来の4期連続での上期としての過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。後継者難などでM&A案件の成約数が伸び、売上が計画を17.9%も上回ったことが寄与した。

■新光電気工業 <6967> 609円  -81 (-11.7%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 22日に業績修正を発表。「今期経常を42%下方修正」が嫌気された。
 新光電工 <6967> が10月22日大引け後(15:00)に業績修正を発表。15年3月期の連結経常利益を従来予想の101億円→59億円(前期は145億円)に41.6%下方修正し、減益率が30.3%減→59.3%減に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒新光電気工業の詳しい業績推移表を見る

■日立マクセル <6810> 1,600円  -126 (-7.3%)   本日終値  東証1部 下落率5位
 23日付の朝刊で「早期退職などで従業員250人を削減」と一部報じられたことが売り材料視された。
 22日に業績修正を発表。「今期経常を一転39%減益に下方修正、未定だった上期配当は31.5円に修正」が嫌気された。
 日立マクセル <6810> が10月22日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。15年3月期の連結経常利益を従来予想の81億円→49億円(前期は80.6億円)に39.5%下方修正し、一転して39.3%減益見通しとなった。
  ⇒⇒日立マクセルの詳しい業績推移表を見る

■タカタ <7312> 1,582円  -104 (-6.2%)   本日終値  東証1部 下落率7位
 23日付の朝刊で「米リコール対象大幅増で特損拡大も」と一部報じられたことが売り材料視された。

■倉庫精練 <3578> 164円  +50 (+43.9%) ストップ高    本日終値
 22日、倉庫精 <3578> [東証2]が7月の工場統合に伴い閉鎖していた米丸工場を譲渡すると発表したことが買い材料。帳簿価額は6600万円で、譲渡価額や譲渡益については可能となった時点で追加開示する方針。

■BEENOS <3328> 973円  +150 (+18.2%) ストップ高    本日終値
 22日、BEENOS <3328> [東証M]が、子会社が保有する営業投資有価証券の一部(PT Tokopedia株)を売却したことに伴い、15年9月期に売却益約4億1800万円を営業利益に計上する予定と発表したことが買い材料。売却益上乗せによる業績上振れに期待する買いが殺到した。

■カービュー <2155> 766円  +100 (+15.0%) ストップ高    本日終値
 22日、カービュー <2155> [東証M]に対して親会社のヤフー <4689> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を29.6%上回る863円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買い付け期間は10月23日から12月8日まで。オークションサイト「ヤフオク!」との相乗効果を高め、自動車関連事業を強化する。また、同日決算を発表。14年9月上期の連結経常利益は2.1倍の4.9億円に拡大し、従来予想の3.2億円を上回って着地。広告収入などが好調で売上が計画を上回ったほか、販管費の抑制も利益を押し上げた。上期好調に伴い、通期の同利益を7.5億円→9.7億円に28.2%上方修正。増益率が7.5%増→37.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

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