市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ファンケル、因幡電産、メッセージ、富士フイルム

■ファンケル <4921> 1,531円  +88 (+6.1%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 20日に発表した「9月度の月次売上高は前期比8.7%増」が買い材料。

■因幡電機産業 <9934> 3,660円  +175 (+5.0%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 20日、因幡電産 <9934> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の60億円→74億円に23.3%上方修正。従来の1.2%減益予想から一転して21.9%増益見通しとなったことが買い材料。主力の電設資材、産業機器ともに太陽光発電関連が好調で、売上が計画を上回ったことが寄与。受取配当金など営業外収益の増加も上振れに貢献した。

■メッセージ <2400> 3,595円  +105 (+3.0%)   本日終値
 メッセージ <2400> [JQ]が大幅続伸。日経産業新聞が21日付で「高齢者住宅大手のメッセージは喉に詰まったたんを吸引する医療行為ができるスタッフをサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に配置する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「東京や大阪など全国4ヵ所で社員研修を実施し、今年3月末に10人程度だった医療行為が可能な社員を2015年3月末に約300人にする」という。15年3月期は介護の質の向上に取り組み、売上800億円を目指すとしており、収益拡大を期待した買いが向かった。

■富士フイルム <4901> 3,398.5円  +6 (+0.2%)   本日終値
 20日、富士フイルム <4901> がインフルエンザ治療薬「アビガン錠」を11月中旬から追加生産すると発表したことが買い材料視された。11月中旬よりフランス政府とギニア政府が、ギニアでエボラ出血熱に対する「アビガン錠」の臨床試験を始める予定で、効果が確認できた場合に急増が見込まれる出荷要請に備えるとしている。また、野村証券が20日付で投資判断を「ニュートラル(中立)→バイ(買い)」に引き上げ、目標株価を3170円→3848円に増額したことも支援材料となった。

■メルコホールディングス <6676> 1,607円  -211 (-11.6%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 20日、メルコ <6676> が決算を発表。15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の17.7億円に急拡大したものの、通期の同利益を58億円→39億円(前期は35.8億円)に32.8%下方修正したことが嫌気された。粗利の改善や営業努力に注力したものの、パソコン向け周辺機器などの販売が伸びず上半期の売上が計画に届かなかったことや、下半期の消費動向の厳しさが続くものとみている。

■日本製鋼所 <5631> 357円  -25 (-6.5%)   本日終値
 20日、日製鋼 <5631> が同社製の風力発電機に特定の部品に不具合が発生し、160億円程度の特別損失を計上すると発表したことが売り材料視された。21日付の日経新聞によると「部品交換の対象になっているのは、出力2000キロワットの風力発電機で、07年から国内の風力発電所に設置されており108基が修理の対象になる」という。15年3月期通期の連結業績への影響は「現在精査中」としているが、特損計上による最終赤字転落を懸念した売りが向かった。

■東京製鐵 <5423> 511円  -31 (-5.7%)   本日終値
 21日付の朝刊で「鋼材全品種を値下げ、2年4ヵ月ぶり」と一部報じられたことが売り材料視された。

■イトーヨーギョー <5287> 1,456円  +300 (+26.0%) ストップ高    本日終値
 21日付の朝刊で「狭い道でも電線を地中化できるコンクリート製品を開発」と一部報じられたことが買い材料視された。

■NIC <5742> 471円  +80 (+20.5%) ストップ高    本日終値
 20日、NIC <5742> [JQ] が15年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の5700万円→2億2400万円に3.9倍上方修正。従来の69.5%減益予想から一転して19.8%増益見通しとなったことが買い材料。装置の工事が想定より進んだことや海外向け機械設備が好調だったことが寄与。売上構成の改善や技術センターの本格稼働による生産性向上も利益を押し上げた。修正した上期予想の通期計画(2億7600万円)に対する進捗率が81.2%に達しており、通期上振れを期待する買いが殺到した。

■三相電機 <6518> 402円  +32 (+8.7%)   本日終値
 20日、三相電機 <6518> [JQ] が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1億7000万円→2億7000万円(前年同期は1100万円)に58.8%上方修正したことが買い材料。円安による海外調達部品のコストアップ要因があったものの、工作機械や半導体製造装置業界で企業の設備投資が旺盛となり、受注が好調に推移したことに加え、投資有価証券配当金の増加も利益を押し上げた。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均