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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):santec、ITメディア、ヤマト、サイバネット

■santec <6777> 407円  +80 (+24.5%) ストップ高    本日終値
 17日、santec <6777> [JQ] が15年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の1億1500万円の赤字→7600万円の黒字(前年同期は1億5100万円の黒字)に上方修正。一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。利益率の高い研究開発向け光部品や光測定器の売上構成比率が上昇したことが寄与。円安による為替差益の発生も黒字浮上に貢献した。

■アイティメディア <2148> 729円  +100 (+15.9%) ストップ高    本日終値
 17日、ITメディア <2148> [東証M] が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の9200万円→1億5300万円に66.3%上方修正。増益率が5.7%増→75.9%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。IT分野と産業分野でターゲティング広告が想定以上に伸びたことが寄与。上期増額分を上乗せする形で、通期の同利益も従来予想の3億8500万円→4億4600万円に15.8%上方修正。増益率が16.3%増→34.7%増に拡大する見通しとなった。

■ヤマト <1967> 375円  +32 (+9.3%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 17日、ヤマト <1967> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1.5億円→5.6億円(前年同期は1.3億円)に3.7倍上方修正したことが買い材料。受注が堅調に推移したほか、工事における採算性の改善により完成工事総利益が向上したことが利益を押し上げた。

■サイバネットシステム <4312> 476円  +31 (+7.0%)   本日終値
 17日、サイバネット <4312> が気管支鏡の操作を案内する医用画像処理システム「ダイレクトパス」を開発し、オリンパスメディカルシステムズ(非上場)へ提供すると発表したことが買い材料視された。ダイレクトパスは気管支鏡を病変まで的確にナビゲートすることにより、検査をサポートするソフトウェア。CT画像上で病変を指定すると、自動的に案内用画像を作成し、病変の位置を気管支3D画像で確認できるようになる。提供先のオリンパスメディカルシステムズは呼吸器科や呼吸器外科などへ同日より販売を開始するとしている。

■ダイダン <1980> 595円  +24 (+4.2%)   本日終値
 17日、ダイダン <1980> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の12億円→17.7億円に47.5%上方修正。従来の0.3%減益予想から一転して47.0%増益見通しとなったことが買い材料。売上は計画を下回ったものの、工程管理の徹底で採算が改善したことが寄与。受取配当金や為替差益の発生なども利益を押し上げた。

■ブロードメディア <4347> 226円  +7 (+3.2%)   本日終値
 17日、東証が20日売買分からブロメディア <4347> [JQ]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上[うち現金40%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■日本アビオニクス <6946> 285円  -55 (-16.2%)   本日終値
 17日、東証と日証金が日本アビオ <6946> [東証2]について20日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■スクロール <8005> 257円  -41 (-13.8%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 17日、スクロール <8005> が15年3月期の連結経常損益を従来予想のトントン→20億円の赤字(前期は2.3億円の黒字)に下方修正したことが売り材料。消費増税後の価格政策や商品政策が顧客ニーズとかい離したことによる減収や、中期経営計画に基づく先行投資の効率悪化などが響く。

■エンバイオH <6092> 666円  -96 (-12.6%)   本日終値
 17日、エンバイオH <6092> [東証M] が15年3月期の連結経常利益を従来予想の2億4600万円→2700万円(前期は1億8800万円)に89%下方修正し、一転して85.6%減益見通しとなったことが売り材料。土壌汚染対策事業において、売上予想の減額に伴う粗利益額の低下に加え、原材料費や外注費の高騰による原価率の上昇、積極的な営業拠点・営業人員の増強による固定費の増加が響く。業績悪化に伴い、従来未定としていた中間・期末配当を見送る(前期は無配)とし、無配継続する方針としたことも売りに拍車を掛けた。

■月島機械 <6332> 1,116円  +48 (+4.5%)   本日終値
 17日に発表した「高砂熱と資本・業務提携」が買い材料。
 高砂熱と資本・業務提携。5億円を上限に互いに株式を取得。高砂熱の蓄熱・放熱技術のノウハウなどと月島機械が持つ水処理・汚泥処理・廃棄物処理・バイオマス処理等の技術やノウハウとを相互に活用する。

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