【市況】MACDは陰線シグナルを発生/日経225・本日の想定レンジ
[本日の想定レンジ]
9月30日のNY市場は下落。ユーロ圏の消費者物価指数の伸びが鈍化し、欧州中銀(ECB)の追加緩和観測を背景にドル高が進行したことが嫌気された。また、引き続き香港の民主派によるデモへの警戒感も強く上値の重い展開となった。ダウ平均は28.32ドル安の17042.90、ナスダックは12.46ポイント安の4493.39。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の16200円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、前日の下げに対する自律反発の動きが先行しそうである。円相場は1ドル109円60銭辺りと、前日からは円安に振れて推移していることも手掛けやすくさせよう。もっとも、香港のデモは長期化するとの懸念もあり、上海・香港市場が休場となる中では、判断材料にも欠けるため、方向感が掴みづらい状況だろう。
ボリンジャーバンドでは+1σ辺りでの攻防とみられる。一目均衡表では転換線が支持線として意識されるだろう。一方、MACDは陰線シグナルを発生させており、短期的には調整色が強まる可能性も。+1σ、転換線をサポートとし、16150-16250円のレンジを想定する。
[予想レンジ]
上限 16250円-下限 16150円
《TM》
提供:フィスコ