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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):川崎化、ゲンキー、オービス、河西工

■川崎化成工業 <4117> 166円  +2 (+1.2%)   本日終値
 川崎化 <4117> [東証2]が続伸。日経産業新聞が29日付で「川崎化成工業は紫外線を当てて固まる光硬化性樹脂の硬化時間を半分に短縮できる添加剤を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「特定の光の波長に反応する成分を開発し、樹脂に添加することで硬化に必要な光を効率的に取り込めるようにした」という。同社では半導体の回路形成に使うレジストインキや食品包装向けインキなど幅広い用途を見込んでいるとしており、高機能製品の開発による業績への寄与を期待した買いが向かった。

■ゲンキー <2772> 4,965円  +25 (+0.5%)   本日終値
 26日、ゲンキー <2772> が14年9月度(20日締め)の月次営業速報を発表。売上高が前年同月比15%増と12ヵ月連続で増加したことが買い材料。カウンセリング化粧品や、オーラルケア、介護用品、デング熱報道により殺虫剤エアゾールや虫よけ剤などが好調。また、食品ではPBの第3のビール「麦のひかり」や、スペイン直輸入低価格ワインを中心にリカー類が売上を伸ばし、天候や気温に左右されにくいパン・菓子なども先月に引き続き堅調に推移した。

■オービス <7827> 1,448円  -149 (-9.3%)   本日終値
 26日、東証と日証金がオービス <7827> [JQ]について29日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■河西工業 <7256> 1,081円  +46 (+4.4%)   本日終値
 26日に発表した「インドの自動車内装部品合弁を完全子会社化」が買い材料。

■壱番屋 <7630> 5,230円  +190 (+3.8%)   本日終値
 26日に決算を発表。「6-8月期(1Q)経常は14%増益で着地」が好感された。
 壱番屋 <7630> が9月26日大引け後(15:30)に決算を発表。15年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比14.5%増の13.3億円に伸び、6-11月期(上期)計画の20.6億円に対する進捗率は64.8%に達し、5年平均の52.9%も上回った。
  ⇒⇒壱番屋の詳しい業績推移表を見る

■ワキタ <8125> 1,169円  +24 (+2.1%)   本日終値
 26日に発表した「ミャンマーに建機など賃貸の合弁設立」が買い材料。

■シノケングループ <8909> 2,247円  +107 (+5.0%)   本日終値
 26日に発表した「シンガポールの不動産会社に34%出資」が買い材料。
 シンガポールで不動産事業を展開するHecks社の株式34%を取得し、持分法適用会社化。

■日本基礎技術 <1914> 407円  +17 (+4.4%)   本日終値
 26日に発表した「今期に固定資産売却益11.57億円を計上」が買い材料。

■椿本チエイン <6371> 908円  +15 (+1.7%)   本日終値
 26日に発表した「中国の産業用機械部品会社に資本参加」が買い材料。
 中国の一般産業用機械部品製造会社TCP社に51%出資。

■富士フイルム <4901> 3,447.5円  +46.5 (+1.4%)   本日終値
 29日付の朝刊で「インフル薬をエボラ患者に初投与」と一部報じられたことが買い材料視された。

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