市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):飛島建、DCM、アデランス、日機装

■飛島建設 <1805> 245円  +12 (+5.2%)   本日終値
 26日に発表した「C種優先株式を計848万1520株消却」が買い材料。

■DCMホールディングス <3050> 768円  +27 (+3.6%)   本日終値
 26日、DCM <3050> が決算を発表。15年2月期上期(3-8月)の連結経常利益が前年同期比7.9%増の115億円に伸びて着地したことが買い材料。消費増税後の反動による消耗品需要の減速、天候不順による季節商品の販売不振などで売上高は計画を1.1%下振れたものの、好採算の工具や建築資材が堅調に推移したことが寄与した。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の1.81%にあたる250万株(金額で22億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。買い付け期間は29日から11月30日まで。

■アデランス <8170> 1,369円  +41 (+3.1%)   本日終値
 26日、米投資会社スティール・パートナーズがアデランス <8170> の株を152万2500株売却していたと判明したことが買い材料視された。筆頭株主であることには変わりはないが、持ち株比率は約3.8ポイント下がり23.95%となった。27日付の日経新聞によると「アデランスは同日に総数196万8500株の自己株を取得しており、これに合わせて売却したとみられる」としており、敵対的買収のリスク低下や将来的な自己株式の消却に期待した買いが向かった。

■日機装 <6376> 1,227円  +36 (+3.0%)   本日終値
 日機装 <6376> が5日ぶりに反発。日経新聞が28日付で「日機装は米ボーイングの中大型旅客機『787』の主翼の部材を今年末から供給する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「来年夏までに需要の全量である月産10機強分を納める体制を整える。年間の受注規模は数十億円」としており、同社はベトナム工場で炭素繊維を使って強化した複合部材を生産するという。市場では業績への寄与に期待した買いが向かった。

■藤商事 <6257> 1,296円  +33 (+2.6%)   本日終値
 26日、藤商事 <6257> [JQ] が15年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の20億円→49億円に2.5倍上方修正。減益率が70.3%減→27.1%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。パチンコ機の前倒し投入もあって、パチンコ機とパチスロ機の販売台数が計画を上回ることが寄与。新本体枠の採用に伴い、販売単価と本体枠付き販売比率が上昇したことも収益を押し上げる。修正した上期予想の通期計画(50億円)に対する進捗率が98%に達したことで、通期上振れを期待する買いが向かった。

■いすゞ自動車 <7202> 1,546円  +22.5 (+1.5%)   本日終値
 26日、いすゞ <7202> が米ゼネラル・モーターズ(GM)と次世代ピックアップトラック(小型商用車)の共同開発を正式発表したことが買い材料視された。次世代ピックアップトラックは米国やカナダを除く世界の主要市場で販売を見込んでおり、部品の共通化や共同購買でコスト低減を図り、新興国での競争力を高めたい考え。06年にGMとの資本提携関係を解消した同社だが、今回は資本提携なしの共同開発ということになる。

■イオン <8267> 1,088円  -19.5 (-1.8%)   本日終値
 イオン <8267> が続落。日経新聞が27日付で「イオンの2014年3~8月期の連結業績は、消費増税後の販売回復の遅れが響いて営業利益が420億円前後と前年同期に比べて4割減ったようだ」と報じたことが嫌気された。報道によると、競争激化や天候不順などが重なって、鈍った客足を回復させるために値下げしたことも採算悪化を招いたという。同社の上期業績予想は非開示だが、市場コンセンサス(600-650億円)を大きく下回る見通しを伝えたことで、業績下振れを警戒する売りが向かった。

■さいか屋 <8254> 95円  +30 (+46.2%) ストップ高    本日終値
 26日、さいか屋 <8254> [東証2] が15年2月期の連結最終利益を従来予想の1.2億円→47.2億円(前期は1億円)に39倍上方修正し、増益率が15.4%増→45倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。固定資産譲渡に伴い、特別利益48億9500万円が発生する見込みとなったことが寄与する。

■ケイティケイ <3035> 298円  +80 (+36.7%) ストップ高    本日終値
 26日、KTK <3035> [JQ] が14年8月期の連結経常利益を従来予想の5300万円→9600万円(前々期は3500万円)に81.1%上方修正し、増益率が51.4%増→2.7倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。グループ全体での活発な営業活動の効果や、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の増加、継続的なコスト削減への取り組みが寄与した。

■アオキスーパー <9977> 981円  +150 (+18.1%) ストップ高    本日終値
 26日に決算を発表。「今期経常を2.1倍上方修正」が好感された。
 アオキスーパ <9977> [JQ] が9月26日大引け後(15:00)に決算を発表。15年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.7倍の12.6億円に急拡大し、従来予想の4.1億円を上回って着地。
  ⇒⇒アオキスーパーの詳しい業績推移表を見る

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均