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【市況】政策テーマ銘柄や高ROE、業績上振れ期待の大きい銘柄へ【クロージング】


25日の日経平均は大幅反発となり、206.69円高の16374.14円(出来高概算23億7000万株)と、年初来高値を更新して取引を終えている。米株高や円安を好感して16300円を回復して始まった日経平均は、その後もじり高基調が継続。ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、デンソー<6902>、ダイキン<6367>、富士重<7270>、トヨタ<7203>など主力銘柄が日経平均をけん引している。セクターでは東証33業種全てが上昇しており、鉱業が4%超の上昇となったほか、不動産、保険、輸送用機器が2%を超える上昇に。また、個別ではサイバダイン<7779>がストップ高となる中、菊池製作<3444>など、他のロボット関連に買いが波及している。

日経平均は日中の値幅こそ70円程度であるが、断続的なインデックス買いに支えられ、年初来高値を更新している。配当・優待狙いの買いも意識されるほか、実際の配当金の払い込みが2-3ヶ月先となるため、年金資金などは配当落ち分を買い増す“配当再投資”需要も発生しているとみられている。

明日は配当落ち分(92円程度)の即日吸収してくるかに関心が集まるだろうが、来週29日に召集される臨時国会など、政策期待も高まりやすいと考えられる。日経平均は配当落ち分の即日吸収とならなくとも、政策に関連するテーマ銘柄や高ROE銘柄などへは押し目拾いのスタンスになりそうだ。また、急ピッチの円安によって今後本格化する決算を前に、上方修正への期待感も高まりやすい。業績上振れ期待の大きい銘柄などへの先回り的な物色も意識されてきそうだ。

《KO》

 提供:フィスコ

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