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【市況】16日の香港市場概況:下落、中国経済の成長鈍化に対する警戒感も


後場から取引が開始された16日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比220.98ポイント安(-0.91%)の24136.01ポイントと8営業日、本土企業株で構成されるH株指数が116.72ポイント安(-1.08%)の10718.01ポイントと5営業日続落した。ハンセンは約1カ月ぶりの安値を切り下げている。台風警報「シグナル8」の発令で前場は休場。売買代金は577億3200万香港ドル(15日は666億4100万香港ドル)に縮小した。

新規の好材料に乏しいなか、中国景気の鈍化懸念が意識された。米国の早期利上げに対する警戒感も重し。この日の本土株安や取引時間中に始まった欧州株の続落を受け、香港の各指数は引けにかけて下げ幅を広げた。

ハンセン指数の構成銘柄では、カジノ関連株と通信株の下げが目立つ。それぞれ、金沙中国(1928/HK)が3.9%安、銀河娯楽集団(27/HK)が3.3%安、中国聯通(762/HK)が4.5%安、中国移動(941/HK)が3.8%安で引けた。カジノ株に関しては、マカオでカジノ従業員による賃上げデモが相次いだことを嫌気している。通信株については、米アップルの最新スマートフォン「iPhone6」の中国販売が来年までずれ込むとの観測報道がネガティブ材料視された。

非鉄などの資源株もさえない。ニッケル大手の新疆新シン鉱業(3833/HK)が4.5%、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(2600/HK)が2.9%、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)と銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)が揃って1.5%ずつ下落した。

一方、インフラ整備関連銘柄が買われた。エンジニアリング・資源開発会社の中国冶金科工(1618/HK)が6.7%高、交通インフラ整備の中国交通建設(1800/HK)が2.9%高と値を上げた。中国遼寧省の大連市に続き、海南省三亜市にも大型の「海上空港」が誕生する見通しと報じられたことが材料視されている。建設需要の高まりが期待された。このほか、鉄道建設請負の中国中鉄(390/HK)が1.9%高、中国鉄建(1186/HK)が1.2%高と上昇している。

《KO》

 提供:フィスコ

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