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【市況】ソフトバンクを睨みながらの展開に/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 15日のNY市場はまちまち。FOMC(連邦公開市場委員会)を前に手控える向きが多く売りが先行。スコットランドの独立を問う住民投票に対する警戒感や、OECD(経済協力開発機構)がユーロ圏や米国の経済成長見通しを引き下げたことも上値を抑える要因となった。ダウ平均は43.63ドル高の17031.14、ナスダックは48.70ポイント安の4518.90。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の15840円。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、利食い先行の展開になりそうである。また、円相場は1ドル107円15銭辺りと、先週末の水準からはやや円高に振れていることも、利食いが出やすいだろう。一方、ソフトバンク<9984>がADR(米国預託証券)で6%を超える上昇をみせており、日経平均をけん引することになりそうだ。
 そのほか、米アップルは、新型「iPhone」の予約数が、受け付け開始後24時間で400万台を超えたと発表。これまでのiPhoneモデルで過去最大の予約数となった。ハイテクセクターへの物色が意識されそうだ。そのほか、理化学研究所と先端医療振興財団は12日、世界で初めてiPS細胞を使った患者への移植を実施した。バイオ関連への物色も意識されるなか、底堅い展開になりそうだ。黒田日銀総裁の講演が14時半から予定されており、相場の変動要因になる可能性も。利食い先行後はボリンジャーバンドの+2σでの攻防が続くとみられ、15850-16000円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 16000円-下限 15850円

《TM》

 提供:フィスコ

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