【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):モリタHD、東建コーポ、ユタカ技研、ミロク
■モリタホールディングス <6455> 1,115円 +94 (+9.2%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
モリタHD <6455> が続急伸。日経新聞が10日付で「消防車最大手のモリタホールディングスは、原子力発電所などでの利用を見込み、水を使わずに窒素で消火する装置を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「火災が起きた建屋内に窒素を大量に送り込み、空気中の酸素濃度を下げて火を消す」という。価格は標準的な消防車タイプで2億5000万円程度とするとしており、原発関連施設への納入による業績への寄与を期待した買いが向かった。
■東建コーポレーション <1766> 4,835円 +125 (+2.7%) 本日終値
9日、東建コーポ <1766> が決算を発表。15年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益が前年同期比38.9%増の18.3億円に拡大して着地したことが買い材料。高水準な受注残を背景に、主力の建設(建築請負)事業が収益を牽引した。上期計画の23.3億円に対する進捗率が78.8%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。
■ユタカ技研 <7229> 2,505円 +37 (+1.5%) 本日終値
ユタカ技研 <7229> [JQ]が3日続伸。日経産業新聞が10日付で、「ユタカ技研はエンジンの駆動力をトランスミッションに伝えるトルクコンバーターで、制振性能を約7割向上した製品を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「『DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)』といわれる機構を搭載したAT(自動変速機)車向けで、DCT車の課題とされる発進時の振動の抑制などができる」という。今回の製品投入などで15年3月期には四輪車向け駆動系部品事業で613億円の売り上げを目指すとしており、業績への寄与を期待した買いが向かった。
■ミロク <7983> 436円 +80 (+22.5%) ストップ高 本日終値
9日、ミロク <7983> [東証2] が14年10月期の連結経常利益を従来予想の8.1億円→10.8億円に33.3%上方修正。増益率が6.3%増→41.7%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。猟銃事業と工作機械事業の売上が想定より伸びることが寄与する。猟銃事業で利益率の高い製品の販売好調や原価低減に取り組んだことも利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが10.1倍→6.7倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。
■Eストアー <4304> 1,090円 +110 (+11.2%) 一時ストップ高 本日終値
9日、Eストアー <4304> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.99%にあたる6万株(金額で5880万円)を上限に、10日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNet-3」で自社株買い(買い付け価格は9日終値980円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■T&Cホールディングス <3832> 440円 +41 (+10.3%) 本日終値
9日に発表した「1100万円の特別利益を計上」が買い材料。
■シュッピン <3179> 1,680円 +153 (+10.0%) 本日終値
9日、シュッピン <3179> [東証M]が8月度の月次情報を発表。売上高が前年同月比36.8%増の15億9000万円に伸び、4ヵ月連続でプラスとなったことが買い材料。うち、50%を占めるEC売上高の伸び率は27.3%増となった。Web会員数は前月比2242人増の23万2788人だった。
■JALCO <6625> 163円 +5 (+3.2%) 本日終値
9日、JALCO <6625> [JQ]が東北タツミとの賃貸契約解約に伴い福島工場を売却し、15年3月期第3四半期累計決算で固定資産売却益1200万円を特別利益として計上すると発表したことが買い材料。今期の連結最終利益は8000万円の見通しであり、特別利益の計上による業績上振れに期待する買いが向かった。
■ビットアイル <3811> 619円 -65 (-9.5%) 本日終値 東証1部 下落率トップ
9日、ビットアイル <3811> が決算を発表。14年7月期の連結経常利益は前の期比11.4%減の24.3億円で着地。続く15年7月期も前期比3.3%減の23.5億円に減る見通しとなったことが売り材料。今期も主力のデータセンター事業の競争激化や電力高騰によるコスト負担が利益を圧迫する。都内の新施設稼働に伴う償却負担も利益を押し下げる。市場コンセンサスでは32億円程度と増益が予想されていただけに、会社側の減益計画はネガティブサプライズとなり売りを誘った。
株探ニュース
モリタHD <6455> が続急伸。日経新聞が10日付で「消防車最大手のモリタホールディングスは、原子力発電所などでの利用を見込み、水を使わずに窒素で消火する装置を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「火災が起きた建屋内に窒素を大量に送り込み、空気中の酸素濃度を下げて火を消す」という。価格は標準的な消防車タイプで2億5000万円程度とするとしており、原発関連施設への納入による業績への寄与を期待した買いが向かった。
■東建コーポレーション <1766> 4,835円 +125 (+2.7%) 本日終値
9日、東建コーポ <1766> が決算を発表。15年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益が前年同期比38.9%増の18.3億円に拡大して着地したことが買い材料。高水準な受注残を背景に、主力の建設(建築請負)事業が収益を牽引した。上期計画の23.3億円に対する進捗率が78.8%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。
■ユタカ技研 <7229> 2,505円 +37 (+1.5%) 本日終値
ユタカ技研 <7229> [JQ]が3日続伸。日経産業新聞が10日付で、「ユタカ技研はエンジンの駆動力をトランスミッションに伝えるトルクコンバーターで、制振性能を約7割向上した製品を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「『DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)』といわれる機構を搭載したAT(自動変速機)車向けで、DCT車の課題とされる発進時の振動の抑制などができる」という。今回の製品投入などで15年3月期には四輪車向け駆動系部品事業で613億円の売り上げを目指すとしており、業績への寄与を期待した買いが向かった。
■ミロク <7983> 436円 +80 (+22.5%) ストップ高 本日終値
9日、ミロク <7983> [東証2] が14年10月期の連結経常利益を従来予想の8.1億円→10.8億円に33.3%上方修正。増益率が6.3%増→41.7%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。猟銃事業と工作機械事業の売上が想定より伸びることが寄与する。猟銃事業で利益率の高い製品の販売好調や原価低減に取り組んだことも利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが10.1倍→6.7倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。
■Eストアー <4304> 1,090円 +110 (+11.2%) 一時ストップ高 本日終値
9日、Eストアー <4304> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.99%にあたる6万株(金額で5880万円)を上限に、10日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNet-3」で自社株買い(買い付け価格は9日終値980円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■T&Cホールディングス <3832> 440円 +41 (+10.3%) 本日終値
9日に発表した「1100万円の特別利益を計上」が買い材料。
■シュッピン <3179> 1,680円 +153 (+10.0%) 本日終値
9日、シュッピン <3179> [東証M]が8月度の月次情報を発表。売上高が前年同月比36.8%増の15億9000万円に伸び、4ヵ月連続でプラスとなったことが買い材料。うち、50%を占めるEC売上高の伸び率は27.3%増となった。Web会員数は前月比2242人増の23万2788人だった。
■JALCO <6625> 163円 +5 (+3.2%) 本日終値
9日、JALCO <6625> [JQ]が東北タツミとの賃貸契約解約に伴い福島工場を売却し、15年3月期第3四半期累計決算で固定資産売却益1200万円を特別利益として計上すると発表したことが買い材料。今期の連結最終利益は8000万円の見通しであり、特別利益の計上による業績上振れに期待する買いが向かった。
■ビットアイル <3811> 619円 -65 (-9.5%) 本日終値 東証1部 下落率トップ
9日、ビットアイル <3811> が決算を発表。14年7月期の連結経常利益は前の期比11.4%減の24.3億円で着地。続く15年7月期も前期比3.3%減の23.5億円に減る見通しとなったことが売り材料。今期も主力のデータセンター事業の競争激化や電力高騰によるコスト負担が利益を圧迫する。都内の新施設稼働に伴う償却負担も利益を押し下げる。市場コンセンサスでは32億円程度と増益が予想されていただけに、会社側の減益計画はネガティブサプライズとなり売りを誘った。
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