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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):シンフォニア、ソフトクリエ、コックス、きちり

■シンフォニア <6507> 167円  +9 (+5.7%)   本日終値
 シンフォニア <6507> が急反発。日経産業新聞が8日付で「シンフォニアテクノロジーは燃料電池車の基本性能や耐久性などを評価するための試験装置を開発する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「モーターなどの動力部に加えて、産業ガス会社などと連携して電源となる燃料電池の動作などを一元的に評価するシステムを構築する計画だ」という。同社では自動車試験装置事業の売上高を14年3月期の31億円から18年3月期には80億円に引き上げる方針としており、将来的な業績への寄与に期待した買いが向かった。

■ソフトクリエ <3371> 974円  +47 (+5.1%)   本日終値
 6日、ソフトクリエ <3371> が配当修正を発表。15年3月期の年間配当予想を上方修正すると発表したことが買い材料視された。これまで上期と期末でそれぞれ9円としていた配当予想を1円ずつ上方修正。年間配当は20円(前期は17円)となる。業績予想に対する進捗状況を考慮した結果、株主への利益配分を上乗せできることとなった。市場では同社の増配を素直に評価する買いが向かった。

■コックス <9876> 219円  +9 (+4.3%)   本日終値
 5日、コックス <9876> [JQ]が8月度の既存店売上高が前年比14.8%増と2ケタ増収となったと発表したことが買い材料。前年実績を上回るのは2ヵ月連続。東日本を中心に猛暑となり、カットソーやショーツ、ワンピース、サンダルなど盛夏商品を中心に販売が好調に推移した。特に曜日回りの影響で長期化の傾向がみられた「お盆」休暇期間を含む月前半は、夏の実需商品が際立った動きを見せ、売上を大きく押し上げた。また、上半期累計でも既存店売上高は同3.0%増と増収を達成した。

■きちり <3082> 567円  +17 (+3.1%)   本日終値
 5日、きちり <3082> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.47%にあたる15万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8日から15年3月31日まで。

■日東製網 <3524> 168円  +3 (+1.8%)   本日終値
 5日、日東網 <3524> が決算を発表。15年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比67.3%増の8700万円に拡大したことが買い材料。付加価値の高い定置網などの売上高が増加したことに加え、借入残高の圧縮による支払利息が減少が利益を押し上げた。

■ソフトウェア・サービス <3733> 4,995円  +55 (+1.1%)   本日終値
 5日、ソフトウェア <3733> [JQ]が14年10月期第3四半期累計(13年11月-14年7月)の経常利益(非連結)が前年同期比2.1倍の30.2億円に急拡大して着地したと発表したことが買い材料。消費増税前の駆け込み需要などを背景に、好採算の電子カルテシステムを中心に伸び、49.4%の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画の24億円を既に26.0%に上回ったことで、通期上振れを期待する買いが向かった。同時に、本社ビルの新築移転記念配当を実施する形で、期末一括配当を60円→70円(前期は60円)に増額修正したことも好感された。

■ケア21 <2373> 2,320円  +24 (+1.1%)   本日終値
 5日、ケア21 <2373> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の4.1%にあたる10万株(金額で2億5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。買い付け期間は9日から15年1月30日まで。同時に決算を発表。14年10月期第3四半期累計(13年11月-14年7月)の連結経常利益は前年同期比10.5%減の3.7億円で着地したが、特に売り材料視はされなかった。

■ポールHD <3657> 1,017円  -137 (-11.9%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 5日、ポールHD <3657> が決算を発表。15年1月期上期(2-7月)の連結最終利益が前年同期比28.6%減の4.9億円に落ち込んで着地したと発表したことが売り材料。デバッグ・検証事業、ネット監視事業ともに受注が好調で5.7%増収を確保したものの、業容拡大に伴う人件費増や内外の拠点新設・増床によるコスト増、為替差益の減少、拠点の移転に伴う一時的な損失発生などが利益を圧迫した。

■マネパG <8732> 384円  -46 (-10.7%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 5日、東証と日証金がマネパG <8732> について8日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■スズデン <7480> 633円  -18 (-2.8%)   本日終値
 5日、スズデン <7480> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の9.2億円→7.1億円(前期は8.4億円)に22.8%下方修正し、一転して15.5%減益見通しとなったことが売り材料。所有する本社ビルと隣接する湯島ビルの建替えに伴い、減価償却費の見直しや移転、賃借などに関わる費用3億2100万円を見込むことが響く。

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