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【市況】5日の中国本土市場概況:上昇、上海総合指数は連日で年初来高値更新


5日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比19.57ポイント高(+0.85%)の2326.43ポイントと6日続伸。連日で年初来高値を更新し、約1年6カ月ぶりの高水準に達している。上海A株指数は20.53ポイント高(+0.85%)の2435.57ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.26ポイント高(+0.49%)の259.80ポイント、深センB株指数が6.25ポイント高(+0.65%)の967.30ポイントで引けた。

前日までの堅調地合いを引き継ぐ流れに。上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)の開始を10月に控え、資金流入への思惑が続いている。香港交易所と香港結算、上海交易所、中国結算は4日、「相互乗り入れ」について協定(四方協議)を締結した。また、政策や国有企業改革に対する期待も根強い。

時価総額上位の銘柄に目立った動きがないなか、材料のある中小型株が物色された。なかでも、港湾関連の銘柄が連日で買われた。港湾サービスの上海国際港務(600018/SH)がストップ高、港湾荷役の営口港務(600317/SH)が5.9%高で引けている。国務院が3日、「海運業の健全な発展促進に関する若干意見」を公布したことが引き続き支援材料になった。このほか、「相互乗り入れ」でメリットのある証券株もしっかり。自動車株や鉄道関連株、消費関連株、素材関連株なども上げが目立った。

《KO》

 提供:フィスコ

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