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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):3DM、グンゼ、九州電、新生銀

■3DM <7777> 3,795円  +175 (+4.8%)   本日終値
 3日、3DM <7777> [JQG]がシンガポール子会社が同国で吸収性局所止血材「PuraStat」の医療機器製品登録承認を取得したと発表したことが買い材料。登録承認により同国内での製品販売が可能となる。同社グループでは欧州での製品販売に向けて展開を進める一方、シンガポール子会社を通じてインドネシアでの登録申請も進めており、吸収性局所止血材の海外販売地域の拡大による業績貢献に期待する買いが向かった。

■グンゼ <3002> 297円  +6 (+2.1%)   本日終値
 グンゼ <3002> が反発。日経新聞が4日付で「(グンゼが)蚊が寄りにくいパジャマの開発を始めたことを明らかにした」と報じたことが買い材料視された。報道によると、蚊が嫌がるにおい成分の入ったマイクロカプセルを生地に付着させるという。厚労省では蚊が媒介したとみられるデング熱の国内感染者数が11都道府県の計48人に達したと発表しており、高まりをみせる防蚊ニーズの取り込みを期待する買いが向かった。

■九州電力 <9508> 1,082円  +21 (+2.0%)   本日終値
 九州電 <9508> が反発。日経新聞が4日付で「原子力規制委員会は、九州電力川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)の安全審査の合格証明書にあたる『審査書』を10日にも正式決定する」と報じたことが買い材料視された。報道によると、審査書の正式決定後も「工事計画」などの認可手続きや検査が必要で、再稼働は冬以降となる見通しという。また、最大の焦点として地元自治体の同意取り付けも残されているものの、再稼働に向けた一歩前進を好感する買いが向かった。

■新生銀行 <8303> 225円  +4 (+1.8%)   本日終値
 SMBC日興証券が3日付で新生銀 <8303> の投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げ、目標株価を260円→320円に増額したことが買い材料視された。リポートによると、資金利益を中心に本業収益が想定以上に改善しつつあり、次回健全化計画提出時の増配可能性や16年3月期末の自社株買い可能性を踏まえると、長期的に同行株に「持たざるリスク」が拡大していると指摘している。同証券では、15年3月期の連結最終利益は前期比44.3%増の597億円(会社予想は550億円)、16年3月期は700億円、にそれぞれ拡大すると予想している。

■栗田工業 <6370> 2,431円  +42 (+1.8%)   本日終値
 栗田工 <6370> が5日続伸。日経新聞が4日付で「栗田工業は主力事業である水処理装置の技術を応用し、リチウムイオン電池の性能劣化を抑える新素材を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「年内に海外の電池メーカーへの供給を始める」という。3年後に年数億円、将来は数10億円規模の売上高を目指すとしており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■ロランドDG <6789> 4,740円  +30 (+0.6%)   本日終値
 3日、ロランドDG <6789> が同社初の3Dプリンターとして卓上型光造形機「ARM-10」を発売したと発表したことが買い材料。同機は一層毎にスライスした3Dデータを、紫外線発光ダイオードを光源とするプロジェクターから順次照射し、樹脂槽内の樹脂を一層ずつ硬化させることで造形を行う。本体価格は68万円(税抜き)と低価格に抑えた。同時に発売した新開発の卓上3次元切削加工機「SRM-20」と併せて、デスクトップ上での新たなデジタルものづくりを提案する新シリーズ「monoFab(モノファブ)」として展開する。

■ニッパツ <5991> 996円  -24 (-2.4%)   本日終値
 3日、ニッパツ <5991> が1億ドル(約105億円)の米ドル建て新株予約権付社債(転換社債=CB)を海外市場で発行すると発表したことが嫌気された。調達資金の1億ドルは大部分を北米の設備投資に使い、日系など自動車メーカーからの受注拡大につなげる。転換価格は10.9米ドルで、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は3.78%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■ガーラ <4777> 248円  +50 (+25.3%) ストップ高    本日終値
 ガーラ <4777> [JQ]が3日、子会社が韓国Ragtime社が開発したスマートフォン向けゲーム「キティ ラッシュ」の欧州、北米、中南米、オーストラリアにおけるサービス提供でライセンス契約を結んだと発表したことが買い材料。「キティ ラッシュ」はキャラクターの猫をグッズで強化して他ユーザーと戦いながらゴールを目指す、簡単操作を特徴とするランゲーム。サービスの提供開始時期は調整中としている。同ゲームの欧米を中心としたグローバル展開による業績貢献に期待する買いが殺到した。

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