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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ハーモニック、日新薬、ルネサス、川崎汽

■ハーモニック <6324> 4,755円  +465 (+10.8%)   本日終値
 ハーモニック <6324> [JQ]が急反騰。日経新聞が27日付で「ハーモニック・ドライブ・システムズは30億円弱を投じ、ロボットの力を引き出す部品の減速機の生産能力を増強する」と報じたことが買い材料視された。報道によると、製造業向けのほか医療福祉などサービス分野でもロボットの活用が広がることを見越し、主力製品の月産能力を現在の25%増の5万個程度に引き上げるという。報道を受けて、介護分野などでのロボットの普及に伴う減速機需要の拡大に期待する買いが向かった。

■日本新薬 <4516> 3,210円  +228 (+7.7%)   本日終値
 26日に発表した「中期計画、18年度連結営業益180億円を目標」が買い材料。
 第五次5ヵ年中期経営計画(14年度-18年度)の概要を発表。最終年度の18年度に連結営業利益180億円(13年度実績80億円)を目指す。

■ルネサス <6723> 819円  +44 (+5.7%)   本日終値
 27日付の朝刊で「EVモーター制御向けマイコンの情報処理能力を2倍に高める技術を開発。モーターを小型・軽量化でき、HV・EVの燃費向上につながる」と一部報じられたことが買い材料視された。

■川崎汽船 <9107> 251円  +8 (+3.3%)   本日終値
 川崎汽 <9107> が大幅高。日経新聞が27日付で「川崎汽船は2020年3月期を最終年度とする中期経営計画で、自己資本利益率(ROE)を10%、1株利益(EPS)を40円とする目標を設定する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「輸送効率の良い大型コンテナ船投入などで収益を伸ばし、いずれも15年3月期予想の2倍超の水準に高める」という。投資家がROEや1株利益を重視していることに対応するとしており、新たな中期経営計画に期待した買いが向かった。

■曙ブレーキ工業 <7238> 472円  +12 (+2.6%)   本日終値
 ブレーキ <7238> が7日ぶりに反発。日経新聞が27日付で「曙ブレーキ工業は2016年3月期に連結の自己資本比率が30%を超える見通しだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「3月末時点の自己資本比率が30%台を回復するのは08年3月期(30.5%)以来8年ぶりとなる」という。利益の改善による手元資金も増加で、有利子負債の削減にも取り組むとしており、財務改善を好感する買いが向かった。

■ミクシィ <2121> 6,210円  +10 (+0.2%)   本日終値
 26日、東証が27日売買分からミクシィ <2121> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■アクロディア <3823> 297円  +52 (+21.2%) 一時ストップ高    本日終値
 26日、アクロディア <3823> [東証M]がスマートフォン向けサッカー日本代表チームオフィシャルライセンスソーシャルゲーム「サッカー日本代表 2018 ヒーローズ」を「コロプラ」で配信を開始したと発表したことが買い材料。GREEやMobage、Gゲー、mixiなどで累計90万人以上のユーザーが楽しんでいる「サッカー日本代表 2014 ヒーローズ」のタイトルを次期ワールドカップを睨んで改め、ゲーム内容も大幅リニューアルした。コロプラ版ならではの位置情報によるポイント機能も搭載しており、ユーザー拡大による業績貢献に期待する買いが殺到した。

■スリープログループ <2375> 340円  +50 (+17.2%) 一時ストップ高    本日終値
 26日、スリープロ <2375> [東証M] が決算を発表。14年10月期第3四半期累計(13年11月-14年7月)の連結経常利益が前年同期比2.2倍の2億7300万円に急拡大したことが買い材料。消費増税後も家電量販店など向け営業・販売支援サービスが堅調だったほか、IT導入支援サービスを中心に収益性を重視した受注が利益を押し上げた。第3四半期の好調に伴い、通期の同利益を2億7000万円→3億円に11.1%上方修正。増益率が18.4%増→31.6%増に拡大する見通しとなった。今期の上方修正は5月に続き2回目。前日終値ベースの予想PERが8.3倍→7.9倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

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