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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):盟和産、オンコリス、エルミック、モリト

■盟和産業 <7284> 190円  +50 (+35.7%) ストップ高    本日終値
 22日、東証が盟和産 <7284> [東証2]を9月12日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。また、同社は東証1部への指定替えを記念し、15年3月期末に1円の記念配当を実施すると発表。年間配当は4円(前期は1→2の株式分割前で6円)となる。加えて、15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2億円→2.4億円(前年同期は4億円)に20.0%上方修正したことも買いに拍車を掛けた。同時に、自己株処分による720万株の株式売り出しと、オーバーアロットメントによる売り出し(上限104万3000株)を実施すると発表したが、特に売り材料視はされなかった。

■オンコリス <4588> 860円  +150 (+21.1%) ストップ高    本日終値
 オンコリス <4588> [東証M]がストップ高。日刊工業新聞が25日付で「オンコリスバイオファーマは既存の医療機器やがんマーカーでは検出しにくい超早期の段階でがん細胞を検出する検査サービス事業を立ち上げる」と報じたことが買い材料視された。報道によると、遺伝子改変ウイルスと緑色蛍光たんぱく質を使い、血液中に浮遊するがん細胞を蛍光発光させて自動的に検出する技術を年内に確立する。年内のアジアでの検査会社1社への技術使用ライセンス供与を皮切りに、欧米や国内の大規模医療機関にもサービス網を拡大。19年12月期に売上高7-8億円を目指すとしており、中期的な業績貢献に期待する買いが殺到した。

■図研エルミック <4770> 519円  +80 (+18.2%) ストップ高    本日終値
 エルミック <4770> [東証2]が80円ストップ高の519円。日刊工業新聞が25日付で「図研エルミックとルネサスエレクトロニクスは毎秒100メガビットと1ギガビットの高速イーサネットLANを車載向けに適用する新技術を共同開発する」と報じたことが買い材料視された。報道によると、次世代LANの本命とされる車載用イーサネットAVB分野でソフト会社と半導体メーカーが開発初期段階から組むのは初めて。14年度中に製品化で先陣を切り、世界シェア40%を目指すとしており、中期的な業績貢献を期待する買いが殺到した。

■モリト <9837> 689円  +100 (+17.0%) ストップ高    本日終値
 22日、モリト <9837> [東証2]が株主優待制度を再開すると発表したことが買い材料。5月末、11月末現在で100株以上保有する株主を対象に、それぞれ1000円相当分のクオカードを贈呈する。年間では合計2000円相当分となる。発表を受けて、株主還元の強化を好感する買いが向かった。

■スターティア <3393> 1,697円  +112 (+7.1%)   本日終値
 22日、スターティア <3393> が15年3月期の上期配当を従来計画の2.85円→4.28円、下期配当を5.7円→8.55円にそれぞれ増額修正したことが買い材料。年間配当では12.83円(前期は15円)と4.28円増額修正となる。配当方針を連結業績予想の1株当たり当期純利益の「10%相当額」→「15%相当額」に変更したことに伴うもの。同時に、コンピューターハード・ソフト製販などを手掛けるエーティーワークスとの業務・資本提携を発表したことも買いに拍車を掛けた。両社は新製品・サービスの開発や、エーティーワークスのホスティングサービスへの技術支援などで協力する。

■ピーエス三菱 <1871> 463円  +3 (+0.7%)   本日終値
 PS三菱 <1871> が反発。日経新聞が23日付で「ピーエス三菱は、土砂崩れや河川の氾濫を遠隔監視する防災システムを開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「監視カメラや異常を検知するセンサーを設け、災害時には携帯電話やパソコンなどにメールを送信する」という。自然災害への迅速な対応が求められる中、鉄道事業者や地方自治体などの需要を見込むとしており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■ブロンコビリー <3091> 3,565円  -115 (-3.1%)   本日終値  東証1部 下落率8位
 22日、ブロンコB <3091> が80万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う12万株の第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の13.9%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が嫌気された。発行価格は9月1日から4日までのいずれかの日に決定。最大で約31億3300万円の調達資金は、全額を設備投資に充当する。

■ファーストエスコ <9514> 935円  -14 (-1.5%)   本日終値
 22日、Fエスコ <9514> [東証M]が143万株の公募増資と77万株の第三者割当増資(日本テクノに割り当て)を実施するほか、オーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限21万4500株の第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で241万4500株と発行済み株式数の16.6%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が懸念された。発行価格は9月3日から9日までのいずれかの日に決定。最大で約21億4500万円の調達資金は、連結子会社のアールイー大分が大分県豊後大野市で進めている木質バイオマスを燃料とする発電所の建設資金に充てる。

■ミスミグループ本社 <9962> 3,320円  +105 (+3.3%)   本日終値
 22日に発表した「7月の売上高は前年比18.7%増」が買い材料。

■エレマテック <2715> 1,935円  +47 (+2.5%)   本日終値
 22日に発表した「電子部品商社トムキを吸収合併」が買い材料。

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