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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):JVCケンウ、サイバダイン、ハーモニック、伊藤ハ

■JVCケンウッド <6632> 310円  +65 (+26.5%) 一時ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 JVCケンウ <6632> が急反騰。日経新聞が23日付で「JVCケンウッドはカーナビゲーションシステム(カーナビ)で世界最大手の米ガーミンと、自動車メーカー向けの純正品を共同開発する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「スマホ普及で市販カーナビが低迷する中、提携範囲を広げ、自動車メーカーの需要を取り込む」としている。スマホには無料の地図アプリがあり、目的地までの道順を音声で案内してくれる機能が最初から付いている。同社が音楽や映像機能を省いた低価格のカーナビを手掛けるガーミンと共同開発することで、自動車メーカー向けカーナビでの巻き返しに期待が高まった。

■CYBERDYNE <7779> 3,800円  +265 (+7.5%)   本日終値
 22日、東証が25日売買分からサイバダイン <7779> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■ハーモニック <6324> 4,315円  +255 (+6.3%)   本日終値
 22日、ハーモニック <6324> [JQ]が9月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■伊藤ハム <2284> 504円  +28 (+5.9%)   本日終値
 22日、伊藤ハ <2284> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.6%にあたる1000万株(金額で60億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月1日から15年3月31日まで。

■石油資源開発 <1662> 4,025円  +165 (+4.3%)   本日終値
 SMBC日興証券が22日付で石油資源 <1662> の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を6000円→6300円に増額したことが買い材料視された。リポートによると、カナダ・モントニーシェールガス事業の採算が向上していることや、インドネシア・カンゲアン鉱区の埋蔵量の増加、海洋掘削 <1606> など投資先の事業が堅調に推移していることを評価。15年3月期の予想経常利益を従来の454億円→491億円(会社予想は414億円)、16年3月期を463億円→495億円、17年3月期を493億円→539億円にそれぞれ上方修正した。

■日本水産 <1332> 304円  +7 (+2.4%)   本日終値
 日水 <1332> が3日続伸。日経新聞が24日付で「日本水産はふ化したばかりのクロマグロの稚魚向け配合飼料を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「これまでは他の魚の稚魚を餌として与えているが、配合飼料を使えば餌の飼育が不要になり、初期の飼育コストが半減できる見通し」としている。完全養殖の課題だった生産コスト改善に期待した買いが向かった。

■アルフレッサ <2784> 6,190円  +100 (+1.6%)   本日終値
 22日、アルフレッサ <2784> が9月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の4分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■資生堂 <4911> 2,047円  +22 (+1.1%)   本日終値
 資生堂 <4911> が反発。日経新聞が23日付で「資生堂が財務体質の改善を加速している。2015年3月期末の有利子負債を1300億円程度と、前期末に比べ2割近く減らすとみられる」と報じたことが買い材料視された。報道によると「投下資本に占める有利子負債の比率は5ポイント下がり約25%となるもようだ。6年ぶりの低水準となる」としている。過去の大型買収が原因で膨らんだ有利子負債を減らすため、中核となっていないブランドを売却するなどし、財務体質の改善を進めているという。市場では報道を素直に好感する買いが優勢となった。

■ソニー <6758> 1,972円  +17.5 (+0.9%)   本日終値
 22日、ソニー <6758> がインターネットを通じた月額定額制の映像配信サービス「Video Unlimited(ビデオアンリミテッド)」をブラジルで開始したと発表したことが買い材料視された。同社製の液晶テレビ「ブラビア」やゲーム機「プレイステーション4」「プレイステーション3」などのほか、同社のスマートフォン、タブレットなどで映画や現地のテレビ番組を見ることができる。ブラジルでは同社製のテレビやゲーム機のシェアが高いため、映像配信サービスの伸びに期待した買いが向かった。

■パーク24 <4666> 1,838円  -23 (-1.2%)   本日終値
 パーク24 <4666> が続落。日経新聞が23日付で「パーク24の2013年11月~14年7月期の連結営業利益は、前年同期比7%減の125億円程度となったようだ」と報じたことが売り材料視された。報道によると「時間貸し駐車場の新規開発を進めたが、消費増税後の外出手控えやガソリン高で利用が伸び悩んだ」という。損益が改善したカーシェアリング事業で補えなかったとしており、28日に予定している第3四半期決算での営業減益を懸念した売りが向かった。

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