市場ニュース

戻る
 

【市況】ボリバン+1σを挟んでの攻防/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 22日のNY市場はまちまち。ジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演は、「雇用の回復は完全でない」と述べる一方で、労働市場の「改善が予想よりも早いペースで続いた」場合には利上げを前倒しする可能性にも言及した。概ねバランスのとれた内容と受け止められ、小幅な値動きに終始する展開となった。ダウ平均は38.27ドル安の17001.22、ナスダックは6.45ポイント高の4538.55。シカゴ日経225先物清算値は大証比変わらずの15550円。

 イエレンFRB議長の講演では反応薄といったところであり、日経平均は15500円を挟んでのこう着になりそうだ。ただ、イエレンFRB議長の講演では、予想に反して利上げに慎重な「ハト派」の印象が薄いものだった。利上げ時期の予想を変えるほどではないにせよ、今後、円相場は米金利の上昇に伴って円安基調を強めてくる可能性がありそう。円安の流れが下支えになりそうである。

 ボリンジャーバンドの+1σは15555円辺りに位置しており、+1σを挟んでの攻防か。21日に空けたマド(15493-15525円辺り)埋めが意識され、その後は狭いレンジ取引といったところか。15450-15650円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 15650円-下限 15450円

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均