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【市況】米国株式相場 まちまち、イエレン発言に反応薄


米国株式相場はまちまち。ダウ平均は38.27ドル安の17001.22、ナスダックは6.45ポイント高の4538.55で取引を終了した。ジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演を控えて様子見ムードとなる中、小動きで始まった。イエレンFRB議長は、「雇用の回復は完全でない」と述べる一方で、労働市場の「改善が予想よりも早いペースで続いた」場合には利上げを前倒しする可能性にも言及した。概ねバランスのとれた内容と受け止められ、小幅な値動きに終始する展開となった。セクター別では、耐久消費財・アパレルや小売が上昇する一方で自動車・自動車部品や不動産が下落した。

シングルカップコーヒーのキューリグ・グリーン・マウンテン(GMCR)はクラフトフーズ(KRFT)とのライセンス契約を発表して上昇。企業向けソフトウェアのセールスフォース・ドット・コム(CRM)やビデオゲーム小売のゲームストップ(GME)、アパレルのギャップ(GPS)などが相次ぎ予想を上回る決算を発表して堅調推移となった。一方で会計ソフトのインテューイット(INTU)や、アパレルのエアロポステール(ARO)が冴えない決算を発表して下落。

ロシアの支援車両がウクライナに不法侵入したとの報道も上値を抑える要因となった。週明け26日にベラルーシで予定されているロシアとウクライナの首脳会談で和平への道筋を見出すことができるか注目を集めている。

《KG》

 提供:フィスコ

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