【通貨】8月22日のNY為替概況
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円66銭から104円20銭まで上昇し103円90銭で引けた。米国ワイオミング州ジャクソンホール、米連銀主催年次シンポジウムでのイエレンFRB議長の講演内容が市場予想ほどハト派色に傾斜しなかったためドルの買戻しが強まった。
ユーロ・ドルは、1.3284ドルから1.3220ドルへ下落し1.3245ドルで引けた。ウクライナ情勢への懸念を受けたユーロ売りが再燃した。ポロシェンコ・ウクライナ大統領は「何の検査や許可なくロシアの支援トラックが越境した」と発表。その後、ジャクソンホールでの講演でドラギECB総裁が「ECBは政策を一段と調整する準備がある」としたものの、米連邦準備制度理事会(FRB)型の量的緩和導入などの具体策を示さなかったためユーロ売りが後退した。
ユーロ・円は、137円91銭まで上昇後、137円49銭へ反落した。ウクライナ情勢やイエレンFRB議長の講演を受けて株式相場が下落に転じたためリスク回避の円買いが再燃した。
ポンド・ドルは、1.6596ドルへ上昇後、1.6562ドルへ反落。
ドル・スイスは、0.9108フランから0.9153フランへ上昇した。
[経済指標]特になし
《KY》
提供:フィスコ