【市況】【↓】日経平均 大引け|短期過熱感で利益確定売り、10日ぶりに反落(8月22日)
日経平均株価
始値 15618.05
高値 15628.78(09:08)
安値 15524.43(13:42)
大引け 15539.19(前日比 -47.01 、 -0.30% )
売買高 17億5781万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆6737億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は10日ぶりに反落
2.短期過熱感が台頭、週末のポジション調整売りも重石に
3.日経平均の日中値幅は7日ぶりに100円超す
4.FRB議長の講演を控えて模様眺めムード
5.売買高は再び20億株を割り込む
■東京市場概況
前日の米国市場では、新規失業保険申請件数の改善、予想上回る製造業PMIが好感され、ダウは60ドル高と4日続伸した。S&P500は7月24日以来、およそ1ヵ月ぶりに最高値を更新。
一方、東京市場では、日経平均は47円安と10営業日ぶりに反落した。
寄り付き前の外国証券(5社)の注文動向は10万株の売り越しと2日連続の売り越しだったが、売り越しが小幅にとどまったことで特に材料視はされず。
朝方は米株高を好感し、続伸して始まったものの、前日までの9日続伸で短期過熱感が台頭。買い一巡後は利益確定売りが次第に勢いを増す展開となった。
今晩にFRB議長講演を控えて市場の模様眺めムードが強まる中、週末特有のポジション調整売りも重なり、後場に入ると指数は下げに転じた。1ドル=104円に迫った円相場がやや円高方向に揺り戻したことも手仕舞い売りを誘ったようだ。
日経平均の日中値幅は104円と7日ぶりに3ケタ台を回復したものの、昨日9日ぶりに20億株を上回った売買高は再び20億株割れへと逆戻り。売買代金も2兆円に届かず低調だった。
東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)水産・農林業、(3)保険業、(4)サービス業、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の上位5業種は(1)建設業、(2)鉄鋼、(3)鉱業、(4)精密機器、(5)ガラス土石製品。
■個別材料株
△ガンホー <3765> [JQ]
スーパーセル株売却で特別利益75億円を計上。
△イムラ封筒 <3955> [東証2]
上期経常益を71%上方修正。すでに通期計画を61%超過。
△DNC <4246>
野村証が新規に「買い」、目標株価を3800円に。
△OLC <4661>
15年1月から映画「アナと雪の女王」をテーマにした新イベントを開催。
△リーダー電子 <6867> [JQ]
65万株(15.62%)上限に自社株買い。朝の東証の自己株式立会外買付取引で62.3万株を取得。
△大真空 <6962>
「世界最小クラスの温度センサー内蔵水晶振動子を開発」と報道。
△アルデプロ <8925> [東証M]
中期計画の基本戦略を拡充。17年7月期末をメドに東証1部への指定替えを目指す。
▲きんでん <1944>
三菱UFJ証が「強気→中立」に格下げ。
▲日製鋼 <5631>
SMBC日興証が「弱気」を継続。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)日エンター <4829> 、(2)DNC <4246> 、(3)ベリサーブ <3724> 、(4)KLab <3656> 、(5)スカイマーク <9204> 、(6)リソー教育 <4714> 、(7)丸紅リ <9763> 、(8)三井海洋 <6269> 、(9)イチケン <1847> 、(10)東祥 <8920> 。
値下がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)日本MDM <7600> 、(3)東洋建 <1890> 、(4)高砂熱 <1969> 、(5)沖電線 <5815> 、(6)ユアテック <1934> 、(7)アドバネクス <5998> 、(8)ネツレン <5976> 、(9)前田建 <1824> 、(10)鋳鉄管 <5612> 。
【大引け】
日経平均は前日比47.01円(0.30%)安の1万5539.19円。TOPIXは前日比5.12(0.40%)安の1286.07。出来高は概算で17億5781万株。値上がり銘柄数は493、値下がり銘柄数は1181となった。日経ジャスダック平均は2224.87円(6.53円高)。
[2014年8月22日]
(「株探」編集部)