【市況】政策に関連した報道等が飛び出しやすい週に【クロージング】
22日の日経平均は10営業日ぶりに反落し、47.01円安の15539.19円(出来高概算17億5000万株)で取引を終えた。朝方には一時15628.78円まで上昇する局面もみられたが、こう着感の強い相場展開が続く中、次第に利益確定の売りが若干上回った格好に。
先高感は強いものの、さすがにカンザスシティー連銀経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)でのイエレンFRB議長講演を見極めたいとする模様眺めムードも強かったとみられる。もっとも、オーバーウィークのポジションが取りづらい状況は想定内であり、15500円を上回って引けた状況としては底堅さの方が意識されやすい。
来週はジャクソンホール会合の結果を受けてのスタートになるが、市場は通過材料として捉えよう。米国では翌週にはレイバーデーの祝日となるため、全体としては引き続き商いは膨らみづらい需給状況が続くとみておきたい。
とはいえ、9月の内閣改造など政策期待が高まりやすい日柄となるなか、物色意欲は衰えない。政策に関連した報道等が飛び出しやすいだろう。薄商いのなかで主力銘柄への物色が見送られたとしても、政策関連の材料系の銘柄などについては、個人主体の資金が向かいやすいと考えられる。また、方向感が掴みづらい状況になっても、ミクシィ<2121>などゲーム関連などへの資金シフトが起こりそうだ。
《KO》
提供:フィスコ