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【市況】【↑】日経平均 大引け|円安を支えに9日続伸、3週間ぶりに1万5500円回復(8月21日)


日経平均株価
始値  15530.98
高値  15601.99(10:23)
安値  15525.78(09:02)
大引け 15586.20(前日比 +131.75 、 +0.85% )

売買高  20億9495万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆7851億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は9日続伸し、3週間ぶりに1万5500円を回復
 2.米株高、1ドル=103円台後半の円安を好感
 3.脱デフレ関連を中心に内需関連株が上昇
 4.ホンダなど主力の輸出関連株も堅調
 5.売買高は9日ぶりに20億株を上回る


■東京市場概況

 前日の米国市場では、FOMC議事要旨の影響は限定的で、ダウは59ドル高と続伸し、3週間ぶりの高値水準となった。

 東京市場では、日経平均は131円高と9日続伸し、3週間(14営業日)ぶりに終値で1万5500円台を回復した。9日続伸は13年12月17日~30日の9日続伸以来となる。

 寄り付き前の外国証券(5社)注文動向は150万株の売り越しと7日ぶりの売り越しだったが、特に売り材料視はされなかった。米株高、1ドル=103円台後半への円安進行が好感され、ホンダ <7267> などの輸送用機器、ニコン <7731> などの精密機器、ダイキン <6367> といった機械など主力輸出株が上昇。

 また、野村 <8604> など証券商品先物、アイフル <8515> などその他金融業、レオパレス <8848> といった不動産業など脱デフレ関連を中心に内需株の上昇も目立った。

 日経平均は一時は1万5600円台を回復。ただ、前場取引時間中に発表された中国HSBC製造業PMIが3ヵ月ぶりの低水準となったことで上げ幅を縮小。後場には再びジリ高歩調を辿ったものの、やや上値の重い展開となった。


 東証33業種のうち上昇は31業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)その他金融業、(3)不動産業、(4)ゴム製品、(5)保険業。一方、下落した2業種は(1)鉱業、(2)空運業。


■個別材料株

△ガンホー <3765> [JQ]
 「パズル&ドラゴンズ」が累計3000万ダウンロードを突破。
△コニカミノル <4902>
 ゴールドマンS証が「中立→買い」に格上げし、「強い買い推奨リスト」に新規採用。
△イリソ電子 <6908> [JQ]
 みずほ証が「買い」を継続し、目標株価を6400円→7600円に増額。
△マツダ <7261>
 「17年3月期メドに実質無借金になる見通し」と報道。
△スクリン <7735>
 三菱UFJ証が「中立→強気」に格上げ。
△朝日インテク <7747> [東証2]
 野村証が「買い」を継続し、目標株価を5000円→6200円に増額。
△トランコム <9058>
 野村証が「買い」と目標株価5000円を継続。

▲アダストリア <2685>
 今期最終益を7億円に56%下方修正。
▲アストマクス <7162> [JQ]
 7月度は5200万円の営業赤字に。
▲タカショー <7590> [JQ]
 上期経常が34%減益で着地。


 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)日エンター <4829> 、(2)日本MDM <7600> 、(3)鋳鉄管 <5612> 、(4)豆蔵HD <3756> 、(5)ダイジェト <6138> 、(6)東洋エンジ <6330> 、(7)アイフル <8515> 、(8)SBSHD <2384> 、(9)ランド <8918> 、(10)東洋 <8614> 。

 値下がり率上位10傑は(1)スカイマーク <9204> 、(2)ガリバー <7599> 、(3)アダストリア <2685> 、(4)タケエイ <2151> 、(5)蛇の目 <6445> 、(6)芦森工 <3526> 、(7)明光ネット <4668> 、(8)フルサト <8087> 、(9)宮越HD <6620> 、(10)学情 <2301> 。


【大引け】

 日経平均は前日比131.75円(0.85%)高の1万5586.20円。TOPIXは前日比11.55(0.90%)高の1291.19。出来高は概算で20億9495万株。値上がり銘柄数は1311、値下がり銘柄数は372となった。日経ジャスダック平均は2218.34円(14.07円高)。

[2014年8月21日]
(「株探」編集部)

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