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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):朝日インテク、トランコム、ガンホー、マツダ

■朝日インテック <7747> 4,945円  +290 (+6.2%)   本日終値
 野村証券が20日付で朝日インテク <7747> [東証2]の投資判断「バイ(買い)」を継続し、目標株価を5000円→6200円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、貫通カテーテルのCaravelやペリフェラル(末梢血管)向けPTCAガイドワイヤーといった競争力の高い新製品の投入が続くことで、中長期の業績拡大が加速すると判断。同証券では、15年6月期の連結営業利益を従来予想の72億円→75億円(会社計画は69億円)、16年6月期を90億円→92億円、17年6月期を95億円→101億円にそれぞれ上方修正した。なお、目標株価の増額では法人税率の見直しも織り込んだとしている。

■トランコム <9058> 4,220円  +155 (+3.8%)   本日終値
 野村証券が20日付でトランコム <9058> の投資判断「バイ(買い)」と目標株価5000円を継続したことが好感された。リポートでは7月の状況をヒアリングした結果を報告。それによると、物流情報サービス事業は成約件数が前年同月比12%増と5月の6%増、6月の10%増に続いて増加ペースが加速し、増収営業増益となったとする一方、3PL事業も前年同月並みの利益水準を確保したもようとしている。同証券では、15年3月期の連結営業利益は前期比7%増の53.5億円(会社計画は52.1億円)、16年3月期は60億円、17年3月期は66.5億円と最高益更新が続くと予想。

■ガンホー <3765> 572円  +17 (+3.1%)   本日終値
 20日、ガンホー <3765> [JQ]がパズルRPG「パズル&ドラゴンズ」が15日付で累計3000万ダウンロードを突破したと発表したことが買い材料。2900万ダウンロードを突破した7月8日から1ヵ月半足らずで100万ダウンロードを上積みしたとあって、順調なユーザー獲得による成長期待が高まった。

■マツダ <7261> 2,487円  +67 (+2.8%)   本日終値
 マツダ <7261> が大幅続伸。日経新聞が21日付で「マツダは2017年3月期をめどに実質無借金になる見通しだ。実質無借金は連結決算の開示が本格化した00年3月期以降で初めて」と報じたことが買い材料視された。報道によると「前期に過去最高の純利益をあげるなど稼ぐ力が回復。大型投資の一巡も背景に1千億円規模の純現金収支(フリーキャッシュフロー、FCF)を負債返済にあて、自己資本比率は4割超に高まる見通し」としている。財務基盤の安定や、株主配分を強化に期待した買いが向かった。

■フリービット <3843> 1,654円  +14 (+0.9%)   本日終値
 20日午後、フリービット <3843> [東証M]が9月末にも不動産仲介大手のエイブル(非上場)の店舗で自社のスマホを売り始めると発表したことが本日になって買い材料視された。まず、都内などのエイブルの直営10店舗で始め、順次増やして直営の約400店すべてで扱う計画で、格安スマホの販売促進による業績への寄与に期待した買いが向かった。

■アダストリア <2685> 2,201円  -139 (-5.9%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 20日、アダストリア <2685> が15年2月期の連結最終損益を従来予想の16億円の黒字→7億円の黒字(前期は47.3億円の赤字)に56.3%下方修正したことが売り材料。アジアでアパレル事業を手掛ける子会社で値引き販売が増え上期の赤字幅が広がることや、不振ブランドの在庫処分による国内の採算悪化も響く。

■ラクオリア創薬 <4579> 555円  +7 (+1.3%)   本日終値
 20日、ラクオリア <4579> [JQG]が、過敏性腸症候群(IBS)などに薬効が期待できる「5-HT2B拮抗薬」の物質特許が日本で特許査定を受けたと発表したことが買い材料。IBSの主な症状は慢性的な腹痛・腹部不快感と便通異常。ヒト腸管に広く分布する5-HT2B受容体は痛みの伝達や消化管運動に関わっているとされ、IBS治療における新規のターゲットと目されている。同社では同薬の他国での特許権の成立に力を注ぐとともに、日本を含む全世界を対象としたライセンス活動を展開する方針。発表を受けて同薬の中期的な業績貢献に期待する買いが向かった。

■オプト <2389> 744円  +7 (+1.0%)   本日終値
 オプト <2389> が大幅反発。日経新聞が21日付で「インターネット広告のオプトは中国の広告産業振興の国家プロジェクトに参画する」と報じたことが買い材料視された。同事業は、政府の資金援助を後押しに、参加企業が新たなネット広告配信技術の共同開発を進めるもの。同社は外資系で唯一参加し、利用者の興味や関心に応じたネット広告配信技術を供与するという。成長市場の中国でのネット広告の本格展開による収益貢献に期待する買いが向かった。

■LCAHD <4798> 6円  -1 (-14.3%)   本日終値
 20日に発表した「『債務超過』の猶予期間入り」が売り材料。

■アストマックス <7162> 280円  -29 (-9.4%)   本日終値
 20日、アストマクス <7162> [JQ]が7月度の連結営業損益が5200万円の赤字になったと発表したことが嫌気された。子会社の太陽光発電設備の一部売却も寄与し5月度には1億4600万円の黒字となったものの、6月度には再び600万円の赤字に転落。7月度に赤字幅が拡大したことで業績の先行きを懸念する売りが向かった。

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