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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):SMK、GMO-PG、三菱重、出光興産

■SMK <6798> 507円  +25 (+5.2%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 SMK <6798> が続急伸。日経産業新聞が19日付で「SMKは、車載用カメラモジュール(複合部品)を増産する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「このほど、納入先の欧米自動車メーカーから追加受注を獲得。搭載車種が増えたため、生産規模を従来の3倍の年10万個レベルに引き上げる」という。高級車種向けを中心に提供し、中価格帯の車種まで広げていく考えで車載カメラ市場の拡大に伴う、業績への寄与を期待する買いが向かった。

■GMO-PG <3769> 5,070円  +180 (+3.7%)   本日終値
 18日、GMO-PG <3769> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■三菱重工業 <7011> 640.6円  +18.2 (+2.9%)   本日終値
 18日、三菱重 <7011> がブラジル・サンパウロ市内の地下鉄新路線の鉄道システムを約500億円で受注したと発表したことが買い材料視された。受注したのはサンパウロ市中心部と郊外を結ぶ全長約15キロメートルの地下鉄路線。同社は南米を重点地域と見ており、中南米で鉄道システムを受注するのは今回が初めてとなる。無人運転のシステムに加え、信号や通信などシステム全般の設計から試運転まで行ったうえで2020年に納入する計画。市場では中南米での初受注をきっかけに、今後の受注拡大に期待した買いが向かった。

■出光興産 <5019> 2,304円  +24 (+1.1%)   本日終値
 出光興産 <5019> が18日、豪州現地法人が保有するボガブライ鉱山の権益10%を中国電 <9504> の豪州現地法人に譲渡すると発表したことが買い材料視された。同鉱山では、高発熱量で環境特性の優れた石炭を年間約540万トン生産(2014年計画)。譲渡とともに同鉱山からの石炭の長期売買契約も締結し、中国電との関係を強化。石炭火力発電用石炭の長期的な調達を支え、電力安定供給へ貢献するとしている。なお、本契約による業績への影響は現在精査中とのこと。

■三菱商事 <8058> 2,172円  +21 (+1.0%)   本日終値
 三菱商 <8058> が7日続伸。日経新聞が19日付で「日本企業がトルコを足がかりに、資源や潜在成長力で世界的に注目される中央アジア・カフカス地域の市場を開拓する動きが広がってきた」と報じ、そのなかで同社が紹介されていたことが買い材料視された。報道によると「三菱商事は18日、トルコの財閥と協力してトルクメニスタンで約13億ドル(約1330億円)の大型肥料プラントを受注した」とのこと。トルクメニスタンには天然ガスが豊富に埋蔵されており、天然ガスを原料とする肥料を生産するもよう。大型受注による業績への寄与に期待した買いが向かった。

■ヨロズ <7294> 1,738円  -187 (-9.7%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 18日、ヨロズ <7294> が300万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う60万株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による100万株の株式売り出しを発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で360万株と発行済み株式数の16.8%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が懸念された。発行価格は26日から28日までのいずれかの日に決定。最大で約79億円の調達資金は海外子会社の設備増強のための投融資や国内工場の設備投資に充てる。

■スカイマーク <9204> 230円  +50 (+27.8%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 スカイマーク <9204> がストップ高買い。日経新聞が19日付で「アジア最大の格安航空会社(LCC)であるマレーシアのエアアジアが国内航空3位スカイマークの経営支援の検討に入ったことが18日、明らかになった」と報じたことが買い材料視された。報道によると「資本参加などを通じた経営権獲得が狙い。スカイマークはLCCの台頭を受け、経営不振に陥っているものの、『ドル箱』とされる羽田発着枠を豊富に持つ」としており、同社の争奪戦に発展する可能性も視野に思惑買いが向かった。

■モルフォ <3653> 4,200円  +555 (+15.2%)   本日終値
 18日、モルフォ <3653> [東証M] が14年10月期の連結経常利益を従来予想の9900万円→2億5000万円に2.5倍上方修正。増益率が35.6%増→3.4倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。コスト管理の徹底で経費が想定を下回ることが利益を押し上げる。なお、手ぶれ補正など携帯電話用画像処理ソフトのロイヤリティ収入で海外メーカー向けが伸び、国内メーカー向けの低迷を補い、従来計画通り28.7%の大幅増収を達成する。同時に、サンダーソフト社との業務提携を発表したことも好感された。スマホ・半導体メーカーに対するOS開発、最適化などで実績を有し、中国にで営業網を持つサンダーソフト社と同社製品の販売、技術サポートで連携する。

■総医研ホールディングス <2385> 242円  +20 (+9.0%)   本日終値
 18日、総医研HD <2385> [東証M] が決算を発表。14年6月期の連結経常利益は前の期比50.7%減の3600万円に落ち込んだが、続く15年6月期は前期比66.7%増の6000万円にV字回復する見通しとなったことが買い材料。今期は「イミダペプチド」を中心に健康補助食品事業が引き続き好調なほか、新規受注で特定保健指導の受託業務が伸びるヘルスケアサポート事業の回復を見込む。

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