【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ　15,350円～15,550円。

　米株式市場は、ロシアとウクライナが、事態収集に向け外相会談を実施したことを好感し、指数は大幅上昇。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ（日中比）95円高と（円建て）、大きく値上がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い優勢の展開から、シカゴの清算値である15,425円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

　一巡後は、シカゴ24時間取引システム（ＧＬＯＢＥＸ）の米株価指数先物や、アジア市場の動向を注視しての取引となるが、国内に目立った買い材料が無いなか、日経平均が心理的節目である15,500円に近づくと、利益確定の売りが出やすくなることや、為替市場では、思ったより円安が進んでいないことから、高寄り後の上値は重く推移する公算である。

　ただ、騰落レシオやかい離率など、過熱感を示す指標の数値は正常値であることから、ドル円の値動きが東京時間で堅調な展開になるなど、新たな支援材料が出現すれば、15,500円台回復も十分視野に入ってくるだろう。

　テクニカル的には、ここ３日間抜けなかった25日移動平均線（15,338円前後）を、始値から突破しての売買開始となりそうなことから、本日の下値メドは同移動平均線近辺となり、高値は、ボリンジャーバンドの＋１σ（15,520円）あたりが、目先の上値メドとなりそうである。

　本日の予想レンジ　15,350円～15,550円。
（ストック・データバンク　編集部）