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【市況】米国株式相場 上昇、4カ国外相会談や住宅市場指数を好感


米国株式相場は上昇。ダウ平均は175.83ドル高の16838.74、ナスダックは43.39ポイント高の4508.31で取引を終了した。ウクライナ情勢を巡り、4カ国外相がベルリンで会談し、一部人道支援などで合意したことで買いが先行。8月住宅市場指数が予想を上回ったことも好感され、終日堅調推移となった。ナスダック総合指数は2000年以来の過去最高値を更新した。セクター別では、運輸や資本財が上昇する一方で公益事業や電気通信サービスが下落した。

ディスカウントストアのファミリー・ダラー(FDO)はダラー・ゼネラル(DG)から89億5千万ドルでの買収提案を受け上昇。地政学リスク後退を背景とした原油価格の低下を好感してデルタ航空(DAL)など航空会社各社も堅調推移となった。住宅市場指数を受けてDRホートン(DHI)など住宅メーカー各社も買われた。一方で先週コカ・コーラ(KO)との業務・資本提携の発表で急騰した栄養ドリンクのモンスター・ビバレッジ(MNST)は反落。

米国のシェールガス革命などで世界的に中東への原油依存が低下しており、最近の地政学リスクの高まりにもかかわらず、原油価格は1バレル100ドルを下回る水準で安定している。

《KG》

 提供:フィスコ

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