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【市況】ソフトバンクが上値の重しになる可能性も【クロージング】


15日の日経平均は小幅ながら5日続伸となり、3.77円高の15318.34円(出来高概算15億7000万株)だった。直近4営業日で500円超の上昇をみせていたこと、心理的な抵抗として意識される25日線を捉えてきているなか、やや一服商状に。しかし、前日の価格レンジ内での推移が続くなど、底堅い相場展開だった。

来週はお盆休み明けとなるなか、機関投資家の資金流入が期待されるところ。決算が一巡したことにより、改めて出遅れ感のある好業績銘柄への見直し等も期待されそうだ。また、9月の内閣改造を控え、市場は改めてアベノミクスに対する関心を高めやすいだろう。物色の流れも次第に政策期待の関連銘柄に向かうとみておきたい。米国では21日から、カンザスシティー連銀経済シンポジウム(ジャクソンホール)が23日まで開催される。イエレンFRB議長の講演などを見極めたいとする様子見ムードも高まりやすく、内需系の政策期待株に向かいやすいだろう。

一方で、アリババ子会社のアリババ・ピクチャーズは、過去に不適切な会計処理を行っていた可能性があると報じられている。これを受けて指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>へは仕掛け的な動きを警戒しておく必要があり、これが日経平均の重しになる可能性はありそうだ。

《KO》

 提供:フィスコ

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