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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ミクシィ、日医工、SFOODS、ネクスト

■ミクシィ <2121> 6,110円  +1,000 (+19.6%) ストップ高    本日終値
 11日、ミクシィ <2121> [東証M]が無料対話アプリのLINEとスマートフォン向けゲームでコラボレーションを行うと発表したことが買い材料。13年10月の提供開始からすでに利用者が1000万人を超えた同社の「モンスターストライク」にLINEの人気キャラクターである「コニー」と「ブラウン」が、LINEが提供する世界累計4400万ダウンロードのパズルゲーム「LINE POP」にはモンスターストライクのキャラクター「レッドリドラ」や「ブルーリドラ」などが互いに13日-9月24日の期間限定で登場する。人気ゲームの連携による利用者の拡大に加え、世界で急速に存在感を強めるLINEとの今後の連携強化に期待する買いが向かった。

■日医工 <4541> 1,582円  +123 (+8.4%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 11日、日医工 <4541> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比12.6%増の25.4億円に伸びたことが買い材料視された。後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進が進められていることを背景に、売上高、利益ともに2ケタ増となった。

■エス フーズ <2292> 1,797円  +102 (+6.0%)   本日終値
 11日、SFOODS <2292> が15年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の32億円→38億円(前年同期は27.7億円)に18.8%上方修正し、従来の5期ぶりの上期の過去最高益予想を上乗せしたことが買い材料。食肉などの製造卸売事業において、新たにグループに加わったグリコハムとの相乗効果の発揮に取り組むなど、前期に引き続き積極的な営業活動を推進したことが寄与する。上期の増額分を上乗せする形で、通期の同利益も従来予想の67億円→73億円(前期は61.2億円)に9%上方修正し、従来の2期連続での過去最高益予想を上乗せした。

■ネクスト <2120> 788円  +40 (+5.4%)   本日終値
 11日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は17%減益も対上期進捗は過去平均を超過」が好感された。
 ネクスト <2120> が8月11日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比17.0%減の7.1億円に減ったが、4-9月期(上期)計画の10.5億円に対する進捗率は67.4%に達し、5年平均の53.3%も上回った。
  ⇒⇒ネクストの詳しい業績推移表を見る

■コムシスHD <1721> 1,936円  +65 (+3.5%)   本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が11日付でコムシスHD <1721> の投資判断「アウトパフォーム(強気)」を継続し、目標株価を1980円→2160円に増額したことが買い材料視された。5日の第1四半期(4-6月)の決算発表を受けて、同証券ではポジティブで好スタートとの認識を示し、15年3月期通期の連結営業利益を従来予想の300億円→320億円(会社計画は290億円)に上方修正。続く16年3月期も310億円→340億円に予想を引き上げた。リポートでは、同社に対する見方が従来の「NTTグループのなかで通信建設工事を担当する下請け工事会社」→「通信建設工事を軸にシステム構築に関わる総合エンジニアリング企業」に変わっており、今後PER修正が起こる可能性を指摘した。

■トシン・グループ <2761> 2,685円  +25 (+0.9%)   本日終値
 11日、トシンG <2761> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の6.7%にあたる60万株(金額で18億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は18日から15年7月31日まで。

■日本工営 <1954> 478円  -49 (-9.3%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 11日に決算を発表。「今期経常は8%減益へ」が嫌気された。
 日工営 <1954> が8月11日大引け後(15:00)に決算を発表。14年6月期の連結経常損益は45.4億円の黒字になり、15年6月期の同利益は前期比7.5%減の42億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒日本工営の詳しい業績推移表を見る

■サニックス <4651> 888円  -75 (-7.8%)   本日終値  東証1部 下落率4位
 11日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字転落で着地」が嫌気された。
 サニックス <4651> が8月11日大引け後(15:30)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は10億円の赤字(前年同期は9.2億円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒サニックスの詳しい業績推移表を見る

■東京精密 <7729> 1,761円  -31 (-1.7%)   本日終値
 11日、東京精 <7729> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比16.3%減の21.7億円に減ったことが売り材料。スマートフォンなど携帯端末の普及を追い風に、半導体チップ検査装置などの受注が伸びているものの、開発費用が膨らんだことが響いた。

■日本商業開発 <3252> 3,050円  +500 (+19.6%) ストップ高    本日終値
 11日、日本商業開発 <3252> [名証2] が15年3月期の連結経常利益を従来予想の14.7億円→24.6億円に67.3%上方修正。増益率が51.1%増→2.5倍に拡大し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。主力の不動産投資事業で「JINUSHI(地主)ビジネス」の開発商品に対する取引条件が向上するほか、原価率低減に取り組んだことが利益を押し上げる。業績上振れと株式分割に伴い、年間配当を45円→27円(前期は35円)に変更し、実質80.0%の増額修正した。同時に、8月末割当での1→3の株式分割実施と株主優待の拡充を発表。株式流動性の向上や株主還元を好感する買いが向かった。

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