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【材料】KDDIが6000円台を回復、グーグルが同社などと日米間の光回線容量4倍化と報道

  KDDI <9433> が急反騰し4日ぶりに6000円台を回復。10日付の日本経済新聞が「米グーグルはKDDIなど通信会社と日米を結ぶ大規模な光海底ケーブルを敷設する。2016年夏にも利用を始める」と報じたことが買い材料視されている。「通信容量は現在の4倍となり、情報量の多い動画も円滑にやり取りできる」という。7月15日に半年ぶり高値圏を付けた後、前週末にかけ1300円超の大幅下げとなっていたことも買い戻しや突っ込み狙いの買いを誘ったもよう。

 ハイビジョン動画を同時に750万人が視聴できる規模だという。総事業費は3億ドル(約310億円)の見通しで、中国やシンガポールなどの通信会社と共同で負担。グーグルなどは北米とアジアを結ぶ基幹回線として日米間の海底ケーブルを大幅に増強することから、動画の視聴拡大など通信量が拡大することへの期待感が高まった。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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