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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):NOK、明治HD、サンデン、ヤオコー

■NOK <7240> 2,321円  +254 (+12.3%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 6日、NOK <7240> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比71.0%増の125億円に拡大して着地したことが買い材料。国内・中国で自動車向けの販売が伸びた主力のシール事業が収益を牽引した。スマートフォン・車載向けの販売拡大で電子機器部品事業が黒字転換したことも増益に大きく貢献した。上期計画の194億円に対する進捗率が64.7%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■明治ホールディングス <2269> 8,340円  +860 (+11.5%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 野村証券が6日付で明治HD <2269> の投資判断を「バイ(買い)」で継続し、目標株価を7500円→9000円に増額したことが買い材料視された。会社側は6日に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比14%増の107億円と同証券予想の87億円を大幅に上回って着地。これを受けてリポートでは、収益性改善が大幅に進んだ驚異的な決算で通期計画の超過達成が見えたと評価。今後は新商品2品を発売したプロバイオティクスヨーグルトや消費増税の反動減から抜け出した粉ミルクの売上伸長で利益成長に厚みが出ると報告している。同証券では、15年3月期の連結営業利益を従来予想の400億円→420億円(会社計画は375億円)に上方修正。続く16年3月期は463億円→491億円、17年3月期を484億円→518億円に引き上げ、最高益更新が続くと予想している。

■サンデン <6444> 620円  +58 (+10.3%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 6日、サンデン <6444> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比4.4倍の32億円に急拡大して着地したことが買い材料。流通システム事業が新規大型受注などをテコに収益を牽引した。小型・軽量・高効率コンプレッサーで新規顧客を獲得した自動車機器事業も増益に貢献した。継続的なコスト削減や生産性の向上も利益を押し上げた。上期計画の25億円を既に28.0%も上回ったことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ヤオコー <8279> 6,190円  +510 (+9.0%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は16%増益で着地」が好感された。
 ヤオコー <8279> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比15.8%増の33.5億円に伸び、4-9月期(上期)計画の59.3億円に対する進捗率は56.6%に達し、5年平均の49.0%も上回った。
  ⇒⇒ヤオコーの詳しい業績推移表を見る

■スクエニHD <9684> 2,232円  +161 (+7.8%)   本日終値  東証1部 上昇率10位
 6日、スクエニHD <9684> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.2倍の48.5億円に急拡大して着地したことが買い材料。スマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」が順調に推移したうえ、多人数参加型オンライン・ロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジーXIV」や「ドラゴンクエストX」なども堅調で売上高が56.8%増に拡大したことが寄与した。4-6月期の好調に伴い、上期(4-9月)の経常損益を従来予想のトントン→55億円の黒字(前年同期は56.6億円の黒字)に上方修正した。

■新晃工業 <6458> 1,140円  +80 (+7.6%)   本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は35%増益で着地」が好感された。
 新晃工 <6458> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比34.6%増の6.8億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の16.5億円に対する進捗率は5年平均の25.1%を上回る41.5%に達した。
  ⇒⇒新晃工業の詳しい業績推移表を見る

■コロプラ <3668> 4,045円  +270 (+7.2%)   本日終値
 6日、コロプラ <3668> がスマートフォン向けワンフィンガーRPG「白猫プロジェクト」が累計300万ダンロードを3日付で突破したと発表したことが買い材料。同タイトルは7月14日のAndroid版投入を皮切りに、25日にiOS版の提供を開始。30日には200万ダウンロードを突破していたが、その後わずか4日で100万ダウンロードを上積みしたとあって、ユーザーの急拡大による業績貢献に期待する買いが向かった。

■ダイワボウ <3107> 221円  +11 (+5.2%)   本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は5.4倍増益で着地」が好感された。
 ダイワボウ <3107> が8月6日大引け後(15:30)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.4倍の12.7億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の24億円に対する進捗率は53.1%に達し、4年平均の27.7%も上回った。
  ⇒⇒ダイワボウの詳しい業績推移表を見る

■日本電信電話 <9432> 6,824円  +253 (+3.9%)   本日終値
 野村証券が6日付でNTT <9432> の投資判断「バイ(買い)」を継続し、目標株価を6830円→7910円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、FTTH卸サービス開始によるNTT東西の営業利益寄与を16年3月期-20年3月期に年間420億円-530億円と試算。同証券では、15年3月期の連結営業利益は1兆1915億円と会社計画1兆2150億円を下振れると予想する一方、NTT卸効果を反映して16年3月期は1兆2742億円→1兆3233億円、17年3月期を1兆3223億円→1兆3799億円に上方修正した。また、会社側は6日にNTTドコモ <9437> に対しドコモ株約3000億円の売却を発表したが、この売却益を活用すれば同証券が予想する16年3月期の3000億円の自社株取得は可能と判断。配当についても10円増配の継続は可能とみている。

■堀場製作所 <6856> 3,595円  +120 (+3.5%)   本日終値
 6日、堀場製 <6856> が決算を発表。14年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比37.4%増の51.3億円に拡大したことが買い材料。日本や中国の工場や火力発電所向けに、煙突から出る排ガスを分析する装置などが好調だった。

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