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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):サントリBF、全国保証、マブチ、UBIC

■サントリBF <2587> 3,995円  +195 (+5.1%)   本日終値
 5日、サントリBF <2587> が決算を発表。14年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益が前年同期比31.3%増の330億円に拡大したことが買い材料。国内では消費増税の影響はあったものの、「伊右衛門 特茶」など価格が高めの特定保健用食品の販売増で吸収。販促費・広告費増も、物流コストなどの削減を進めることが寄与した。海外では欧州景気に停滞感が残る中、重点ブランドの絞り込みなどの立て直し策が奏功。13年末に英製薬大手から2つの飲料ブランドを買収した効果も現れた。

■全国保証 <7164> 2,647円  +129 (+5.1%)   本日終値
 5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は13%増益で着地」が好感された。
 全国保証 <7164> が8月5日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比13.1%増の32.9億円に伸び、4-9月期(上期)計画の56.5億円に対する進捗率は58.4%に達し、さらに前年同期の53.2%も上回った。
  ⇒⇒全国保証の詳しい業績推移表を見る

■マブチモーター <6592> 8,370円  +260 (+3.2%)   本日終値
 5日、マブチ <6592> が14年12月期の連結経常利益を従来予想の128億円→165億円に28.9%上方修正。減益率が23.2%減→1.0%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。ミラーなど車載向け小型モーターが米国・アジアで伸び、売上が計画を上回ることが寄与。コスト削減や売上構成比の改善、円安効果も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、年間配当を従来の140円から過去最高の166円(前期は140円)に増額修正した。修正した今期予想が市場予想(155億円前後)を上回ったことで、業績好調を好感する買いが向かった。

■UBIC <2158> 1,071円  +31 (+3.0%)   本日終値
 5日、UBIC <2158> [東証M]が「Predictive Coding(プレディクティブ・コーディング)」に関連する日本特許の査定通知を特許庁より受領したと発表したことが買い材料。「プレディクティブ・コーディング」は、ビジネス推進に重要な情報をビッグデータから抽出する次世代デジタルソリューションを提供可能とした、同社独自の人工知能応用技術。本特許は、6月27日付で日本特許を取得した「プレディクティブ・コーディング」に係わる技術に、密接に関連する技術をカバーするもの。時系列変化を検出する技術により、いつ・どのようにスコアの変化がおきるかを未来予測することへの応用が可能になるという。

■奥村組 <1833> 549円  +6 (+1.1%)   本日終値
 5日、奥村組 <1833> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比55倍の14.1億円に急拡大して着地したことが買い材料。売上拡大で土木事業、建築事業ともに損益が改善したうえ、不動産事業の収益拡大が寄与。貸倒引当金戻入額が大幅に増加したことも経常利益を押し上げた。上期計画(9億円)を既に57.6%も上回ったことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■サニックス <4651> 939円  -300 (-24.2%) ストップ安    本日終値  東証1部 下落率トップ
 5日、サニックス <4651> が15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の35億円の黒字→11.4億円の赤字(前年同期は14.4億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったことが売り材料。産業用太陽光発電設備認定の件数が2月、3月に急激に増加したことにより各電力会社にかかる事務負荷が大きくなり、系統連系申込み後の電力会社における接続検討の期間が長引き、見込んでいた施工件数を下回る見通しとなったことが響く。

■大平洋金属 <5541> 418円  -80 (-16.1%) ストップ安    本日終値  東証1部 下落率2位
 5日、大平金 <5541> が15年3月期の連結最終損益を従来予想の18.2億円の黒字→4.1億円の赤字(前期は61.4億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったことが売り材料。フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の調達において、インドネシア鉱石禁輸に伴い従来のニッケル鉱石購入価格から一部上昇なども見られ、損益に影響を与えることが予想されるという。業績悪化に伴い、従来3円を計画していた年間配当を見送り、無配継続とする方針としたことも売りに拍車を掛けた。

■パスコ <9232> 421円  -39 (-8.5%)   本日終値  東証1部 下落率6位
 5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字拡大で着地」が嫌気された。
 パスコ <9232> が8月5日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は2億9800万円の赤字(前年同期は400万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
  ⇒⇒パスコの詳しい業績推移表を見る

■ゼリア新薬工業 <4559> 2,350円  -174 (-6.9%)   本日終値
 5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は69%減益で着地」が嫌気された。
 ゼリア新薬 <4559> が8月5日大引け後(16:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比69.4%減の9.4億円に大きく落ち込み、4-9月期(上期)計画の35億円に対する進捗率は26.9%にとどまり、5年平均の47.8%も下回った。
  ⇒⇒ゼリア新薬工業の詳しい業績推移表を見る

■カルソニックカンセイ <7248> 624円  -45 (-6.7%)   本日終値
 5日、カルソカンセ <7248> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比26.8%減の43.8億円に落ち込んだことが売り材料。米州やアジアで自動車大手からの受注は好調だったが、営業外に計上する為替差損益が、前年同期の17億7000万円の差益から6億5000万円の差損に転じたことが響いた。

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