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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):田淵電、エプソン、UACJ、ガイシ

■田淵電機 <6624> 1,322円  +300 (+29.4%) ストップ高    本日終値
 7月31日、田淵電 <6624> [東証2]が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比4.0倍の33.1億円に急拡大して着地したことが買い材料。ラインアップの拡充で太陽光発電用パワーコンディショナーの販売が拡大し、44.8%の大幅増収を達成したことが寄与した。自動化推進による原価低減も大幅増益に貢献した。第1四半期の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の63億円→95億円に50.8%上方修正。増益率が13.3%増→70.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前日終値ベースの予想PERが9.4倍→6.9倍に急低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。同時に、8月からの100株への単元株式数の変更を記念して株主優待を実施すると発表。9月末に100株以上保有する株主を対象にクオカード3000円分を贈呈することも好感された。

■セイコーエプソン <6724> 5,190円  +700 (+15.6%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 野村証券が7月31日付でエプソン <6724> の投資判断「バイ(買い)」を継続し、目標株価を4237円→5418円に増額修正したことが買い材料視された。会社側は31日に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比7.4倍の546億円に急拡大して着地した。これを受けてリポートでは、参考開示された事業利益(日本基準の営業利益に近い概念)は235億円と同社の社内計画120億円を115億円上振れたと報告。製品別ではIJP(インクジェットプリンター)の寄与が大きく、固定費の削減も計画以上に進んだとしている。同証券では、コストダウンの効果や消耗品の販売好調は下期以降も持続的に業績に寄与する可能性が高いと判断。15年3月期の連結営業利益予想を従来の1020億円→1480億円に引き上げ、会社側が上方修正した1200億円(従来予想は1040億円)をさらに上回るとの見通しを示した。続く16年3月期も1150億円→1350億円に上方修正した。

■UACJ <5741> 456円  +46 (+11.2%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 31日に決算を発表。「上期経常を18%上方修正・10期ぶり最高益更新へ」が好感された。
 UACJ <5741> が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の62.6億円に急拡大した。
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■日本ガイシ <5333> 2,750円  +272 (+11.0%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 31日に決算を発表。「今期経常を16%上方修正、配当も2円増額」が好感された。
 ガイシ <5333> が7月31日大引け後(15:40)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比53.7%増の138億円に拡大した。業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の12円→13円に増額し、下期配当も従来計画の12円→13円に増額修正した。年間配当は26円(前期は22円)となる。
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■明星工業 <1976> 627円  +52 (+9.0%)   本日終値
 7月31日、明星工 <1976> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比19.0%増の7.7億円に伸びて着地したことが買い材料。国内でバイオマス発電関連の新規ボイラ製作、設置工事が順調に推移したことが寄与した。なお、4-6月期の受注高はLNG船防熱工事、バイオマス発電関連などの大口受注があり、46.8%増の149億円に拡大した。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の2.76%にあたる150万株(金額で9億6000万円)を上限に自社株買い(買い付け期間は8月1日から12月19日まで)を実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。

■日本ハム <2282> 2,261円  +139 (+6.6%)   本日終値
 31日に決算を発表。「上期税引き前を12%上方修正」が好感された。
 日ハム <2282> が7月31日大引け後(15:20)に決算(米国会計基準)を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比94.9%増の89.3億円に拡大した。
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■エス・エム・エス <2175> 2,686円  +163 (+6.5%)   本日終値
 31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は3%減益も、上期計画を超過」が好感された。
 エスエムエス <2175> が7月31日大引け後(16:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.9%減の15億円となったが、4-9月期(上期)計画の12億円に対する進捗率が125.2%とすでに上回り、さらに5年平均の94.5%も超えた。
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■綜合警備保障 <2331> 2,516円  +152 (+6.4%)   本日終値
 ALSOK <2331> が大幅反発。日経産業新聞が1日付で「綜合警備保障(ALSOK)は畜産農家と自治体を対象にした『家畜防疫対策支援サービス』を始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると「畜産農家がスマートフォン(スマホ)などから家畜の異常を自治体に即時に連絡できるシステムを整えるほか、BSE(牛海綿状脳症)などの病気だった場合は交通規制や消毒など感染が広がらない措置をとる」という。システムは同社が準備し、システムの利用料金は月額1万8000円(税別、100人の畜産農家を登録した場合)を見込むとしており、新たな市場開拓による収益拡大を期待した買いが向かった。

■日本特殊陶業 <5334> 3,295円  +185 (+6.0%)   本日終値
 31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は29%増益で着地」が好感された。
 特殊陶 <5334> が7月31日大引け後(16:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比29.4%増の155億円に伸びた。
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■トプコン <7732> 2,502円  +121 (+5.1%)   本日終値
 31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地」が好感された。
 トプコン <7732> が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の14.5億円に急拡大した。
  ⇒⇒トプコンの詳しい業績推移表を見る

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