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【材料】鴻池運輸---東南アジア南部経済回廊を結ぶ冷凍・冷蔵商品の定期トラック混載便を開始


総合物流大手の鴻池運輸<9025>は15日、東南アジアのベトナム・ホーチミンからカンボジア・プノンペンを経てタイ・バンコクを結ぶ南部経済回廊で、冷凍・冷蔵商品の定期トラック混載便「メコン・フード・エクスプレス」を8月1日より開始すると発表した。

サービス開始に伴い、カンボジア・プノンペンに現地法人「KONOIKE ASIA(CAMBODIA) CO.,LTD.」を開設予定。これにより、海外拠点は33拠点(現地法人25社、駐在員事務所8事務所)となる。

同社は中長期成長戦略の中で定温物流サービスを次世代の中核分野の1つに位置付けており、国内で培ったノウハウを海外展開している。メコン・ベンガル地域(バングラデシュ、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム)では、1993年に日系物流企業として初めてベトナム進出を果たして以来、冷凍・冷蔵倉庫を3拠点保有し、ベトナム・ホーチミン~ハノイ間での冷凍・冷蔵商品の定期混載輸送やタイ国内での定温共配輸送を行うなど、グローバル展開における重点地域として定温物流ネットワークの拡充を図っている。

「メコン・フード・エクスプレス」の特長は、(1)国境で積み替えを行うことなく同じ冷凍・冷蔵トラックで配送できる、(2)タイ、ベトナムに保有する冷凍・冷蔵倉庫を活用できる、(3)ベトナム、カンボジア、タイにて冷凍・冷蔵商品の国内配送を行う、の3点。今後はミャンマー・ヤンゴンまで繋ぐ陸路輸送ネットワークの開発など、メコン地域における更なる事業拡充を推進する。

同社は、鉄鋼や食品業界向けを中心とした複合ソリューション事業に強みを持つ物流会社。現在は、医療関連サービス、ファッション&アパレルサービス、空港関連サービス、定温物流サービスの4分野に注力している。

《FA》

 提供:フィスコ

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