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【市況】インデックス買いによって指数が押し上げられやすい展開/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 30日のNY市場はまちまち。4-6月期GDP速報値が予想を上回る年率4.0%成長となったことが好感され買いが先行したものの、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。FOMCでは100億ドルの追加量的緩和縮小を決定したが、雇用情勢に懸念を示した。利上げに関して具体的な示唆はなく、その後ももみ合う展開となった。ダウ平均は31.75ドル安の16880.36、ナスダックは20.20ポイント高の4462.90。シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の15765円。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップアップになろう。為替市場での円安が安心感につながるほか、政府は、企業の所得にかかる実質的な税負担の割合を示す法人実効税率を、2015年度に約2%引き下げる方針を固めたと報じられており、材料視されよう。決算が本格化する中で手掛けづらさはありそうだが、指値の薄い中を先物主導によるインデックス買いによって指数が押し上げられやすい展開か。
 短期的には過熱感が警戒されやすいだろうが、週足のボリンジャーバンドでは、+1σと+2σとのレンジ内で推移しており、+1σに沿った形での下値切り上げをみせている。+2σは15940円辺りまで上昇してきており、節目の16000円を意識したスタンスに。1/23-24に空けたマドを埋めてくることから、まずは1月半ばのもち合い水準である15600-15900円辺りを意識。15700-15850円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 15850円-下限 15700円

《TM》

 提供:フィスコ

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