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【市況】30、31日は決算発表の第1弾の集中日【クロージング】


30日の日経平均は4営業日続伸となり、28.16円高の15646.23円(出来高概算19億4000万株)で取引を終えた。前場半ばまでに付けた価格レンジ内でのこう着が続いているが、ホンダ<7267>、花王<4452>、中外薬<4519>など好業績銘柄への物色が日経平均をけん引している。

ただし、東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。規模別指数では小型株指数のみがマイナスだった。また、これまで主要企業の好決算が安心感につながっていた面があるが、ここにきて予想を下回る結果や下方修正などを発表する企業も出てきている。これら銘柄には嫌気売りが集中しており、次第に手掛けづらさが意識されそうである。

また、コロプラ<3668>は業績予想の上方修正を発表した。しかし、市場コンセンサスの範囲内であり、これを市場がどう評価するかが注目される。一気に利益確定の流れにつながるようだと、中小型株物色についても転換点を迎えそうである。30、31日は決算発表の第1弾の集中日であるが、これまでのような先回り的な商いも慎重になりそうだ。資金集中後の仕切り直し狙いか。

《KO》

 提供:フィスコ

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